実川橋梁
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実川橋梁 | |
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基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 新潟県東蒲原郡阿賀町 |
交差物件 | 実川 |
構造諸元 | |
全長 | 62 m |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
実川橋梁(さねかわきょうりょう)は、新潟県東蒲原郡阿賀町の実川に架かる東日本旅客鉄道(JR東日本)磐越西線の鉄道橋である。
概要
[編集]岩越線(現・磐越西線)の野沢駅 - 津川駅間の延伸工事に伴って1914年(大正3年)に完成した。豊実駅 - 日出谷駅間の阿賀野川支流である実川に架かる全長62mの橋梁である。
建設当初は阿賀野川御前橋梁(初代)と同じシュウェドラートラス(Schwedler truss)[1]橋であった。同タイプのほとんどの橋梁が撤去・転用されていくなか、本橋梁のトラス桁は製造・架設から約80年近く現用されていたが、トラス桁の老朽化に伴って、1991年(平成3年)に新しく架け替えられたのが現在のトラス橋(2代目)である。
構造
[編集]初代のトラス橋は、単線下路式曲弦プラットトラス(シュウェドラートラス・ピン結合)1連の形式であり、アメリカン・ブリッジ製である。1957年(昭和32年)に、トラス橋の活荷重をE33荷重に対応させるために、宮地鉄工所波田工場にて修繕されている。
2代目のトラス橋は、単線下路式平行弦ワーレントラス1連の形式であり、横河ブリッジ製である。
周辺
[編集]- 国道459号
- 実川島橋
- 当麻トンネル
- 阿賀野川
その他
[編集]2011年(平成23年)7月の新潟・福島豪雨による阿賀野川の増水により、磐越西線の本橋梁~実川島の踏切~木戸沢スノーシェッド辺りまでが、路盤崩落、道床変状、土砂流入によって約20日間不通となっている。
脚注
[編集]- ^ 中央の3格間の上弦材が直線を描くのが特徴である。
参考文献
[編集]- 『明治時代に製作された鉄道トラス橋の歴史と現状(第5報)米国系トラス桁その2』 (PDF) - 小西純一・西野保行・淵上龍雄著。
関連項目
[編集]座標: 北緯37度42分32.5秒 東経139度33分24.9秒 / 北緯37.709028度 東経139.556917度