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実質安全量(じっしつあんぜんりょう、VSD: virtually safe dose)は、発癌性物質を一生涯摂取し続けたとしても、危険度がある限られた率以下に留まる量である。一般の毒物は閾値以下の摂取ならば問題ないとされるが、発癌性物質についてはそのような閾値が想定されておらず、摂取した量に比例した危険性があるとされる。生涯危険率として10-5 - 10-6(同じ量を摂取した10万人 - 100万人に1人が発癌)が提案されている[1]。