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室生朝子

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室生 朝子(むろう あさこ、1923年8月27日 - 2002年6月19日)は、日本随筆家

人物

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東京府出身。詩人室生犀星の長女。聖心女子学院専門部中退。犀星の長編『杏つ子』にも登場する。

一度結婚したが離婚、父との思い出を「あやめ随筆」に書いた[1]のをはじめ、犀星が没した直後の1962年に、父について小説「赤とんぼ記」を書き、以後も父に関する随筆、釣り紀行などについて著書を刊行している。

軽井沢高原文庫の理事を務め、森鷗外の娘・森茉莉萩原朔太郎の娘・萩原葉子とも親しい関係にあった[2]。娘は室生犀星記念館名誉館長の室生洲々子

2002年6月19日、東京都文京区の病院にて、呼吸不全のため死去[3]。78歳没。

著書

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  • 『あやめ随筆』(五月書房 1959年)
  • 『母そはの母』(随筆集 東都書房 1960年)
  • 『赤とんぼ記』(講談社 1962年)
  • 『晩年の父犀星』(講談社 1962年 のち角川文庫講談社文芸文庫 1998年)
  • 『杏の木』(三月書房 1966年)
  • 『追想の犀星詩抄』(講談社 1967年)
  • 『父室生犀星』(毎日新聞社 1971年 のち三笠書房・知的生き方文庫)
  • 『雪の墓』(冬樹社 1973年)
  • 『猫のうた』(PHP研究所 1973年)
  • 『私の釣りの旅』(立風書房 1974年)
  • 『石仏の里にて』(随筆 鎌倉書房 1978年7月)
  • 『釣りのうたげ』(二見書房(釣魚名著シリーズ) 1979年7月)
  • 『金沢そして能登 四季との語らい』(主婦の友社(Tomo選書) 1980年2月)
  • 『父犀星の秘密』(毎日新聞社 1980年8月)
  • 『あの町この味 手づくりに出会う旅』(徳間書店(現代史出版会) 1981年4月)
  • 『うち猫そと猫』(立風書房 1982年8月)
  • 『詩人の星遥か 父犀星を訪ねて』(作品社 1982年7月)
  • 『花の歳時暦』(講談社 1984年11月)
  • 『室生朝子の加賀づくし 城下町・金沢へのいざない』(毎日新聞社 1984年4月)
  • 『私の石仏の旅』(立風書房 1985年11月)
  • 『わたしの古寺巡礼』(新人物往来社 1985年10月)
  • 『父犀星と軽井沢』[4](毎日新聞社 1987年10月)
  • 『父犀星の贈りもの』(光文社文庫 1987年10月)
  • 『秩父古寺を歩く』(新人物往来社 1987年7月)
  • 『大森・犀星・昭和』(リブロポート 1988年4月)
  • 『七福神巡礼』(青弓社 1989年12月)
  • 『父犀星の俳景』(毎日新聞社 1992年3月)
  • 『鯛の鯛』(紅書房 1997年12月)
  • 『おでいと 晩年の父・犀星』ポプラ社, 2009.7

共編

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  • 『室生犀星詩集』編 (銀河選書) 大和書房, 1964
  • 『ふるさとを詠める室生犀星詩集』編, 千葉春雄 写真. 北国出版社, 1975
  • 竹村俊郎作品集』編. 文化総合出版, 1975
  • 『室生犀星句集 魚眠洞全句』編. 北国出版社, 1977.11
  • 『犀星軽井沢 詩文集』編. 現代史出版会, 1981.6 のち徳間文庫 
  • 『室生犀星文学年譜』本多浩、星野晃一共編 明治書院、1982
  • 『室生犀星全王朝物語』編. 作品社, 1982.5
  • 『室生犀星書目集成 (近代文学資料)星野晃一共編. 明治書院, 1986.11
  • 『室生犀星未刊行作品集 第5巻 (昭和 3)』奥野健男, 星野晃一共編. 三弥井書店, 1989.10

参考資料

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  • 日本人名大辞典

脚註

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  1. ^ いくつかの「詩集」や『室生犀星句集』(北国出版社、1977年)、『室生犀星全王朝物語』(上下、作品社、1982年)を編んでいる。
  2. ^ 朝子の随筆集『猫のうた』には森茉莉、萩原葉子との交流が記されている。
  3. ^ 室生朝子さん死去 随筆家 室生犀星の長女 共同通信 47News 2002年6月20日閲覧
  4. ^ 編著に『犀星 軽井沢 詩文集』がある(徳間文庫 1990年)