宮ノ本遺跡
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宮ノ本遺跡 | |
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種類 | 古代の墓地 |
所在地 | 福岡県太宰府市向佐野三丁目・大佐野四丁目[1] |
座標 | 北緯33度30分15.3秒 東経130度29分35.1秒 / 北緯33.504250度 東経130.493083度座標: 北緯33度30分15.3秒 東経130度29分35.1秒 / 北緯33.504250度 東経130.493083度 |
宮ノ本遺跡(みやのもといせき)は、福岡県太宰府市向佐野三丁目・大佐野四丁目にある奈良時代から平安時代にかけての墳墓遺跡。福岡県指定史跡に指定されている[2]。また、出土品は太宰府市の有形文化財[3]。
概要
[編集]1979年(昭和54年)に小学校の建設予定地であった丘陵の南斜面から火葬墓・木棺土葬墓それぞれ2基、計4基が発見された。特に既存の4号基の上に造営されていた1号基(火葬墓)からは道教の影響を受けて日本でも製作されていた買地券が出土されている(宮ノ本遺跡出土買地券)。その後の調査によって、100基以上の墳墓が確認されている。その中には官人のものと思われる墓も多く、買地券の出土とともに大宰府から西南2.3キロメートルという距離的な近さが関係していると考えられている。
買地券が出土した1号墓は、県の史跡として太宰府市立太宰府西小学校の敷地内に保存されている[2]。
脚注
[編集]- ^ 文化財情報(太宰府市)
- ^ a b 市内の指定文化財 史跡(太宰府市)
- ^ 市内の指定文化財 考古資料(太宰府市)
参考文献
[編集]- 須田勉「宮ノ本遺跡」(『日本史大事典 6』(平凡社、1994年) ISBN 978-4-582-13106-2)
- 倉住靖彦「宮ノ本遺跡出土買地券」(『国史大辞典 15』(吉川弘文館、1996年) ISBN 978-4-642-00515-9)
- 倉住靖彦「宮ノ本遺跡出土買地券」(『日本歴史大事典 3』(小学館、2001年) ISBN 978-4-095-23003-0)