コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

宮下忠雄 (経済学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

宮下 忠雄(みやした ただお、1909年2月7日 - 1990年9月27日[1])は、日本の中国経済学者。

長野県上田市出身。1929年名古屋高等商業学校(現名古屋大学経済学部)卒。田中金司に師事し、1932年神戸商業大学(現神戸大学)卒、東亜同文書院教授、1941年神戸商業大学助教授、1944年神戸経済大学(現神戸大学)助教授、1947年教授、1952年「近代中国銀両制度の研究」で神戸大学より経済学博士の学位を取得。1952年神戸大学経済学部教授、1964-1966年経済学部長、1972年定年退官、名誉教授、近畿大学商経学部教授[2][3]。1980年勲二等瑞宝章受章[4]。1990年叙従三位[5]

著書

[編集]
  • 『支那貨幣制度論』大阪宝文館 1938
  • 『支那銀行制度論』巌松堂 1941
  • 『支那戦時通貨問題一斑』日本評論社 大東亜経済叢書 1943
  • 『中支通貨金融及び物価問題』日本貿易振興協会 1943
  • 『中国幣制の特殊研究 近代中国銀両制度の研究』日本学術振興会 1952 有明書房 1990
  • 『中日貿易の研究』日本外政学会出版局 1955
  • 『中国の貿易組織』アジア経済研究所 1961
  • 『新中国の経済制度』神戸大学研究双書刊行会 1964
  • 『中国の通貨・金融制度』アジア経済研究所 1965
  • 『新中国の通貨政策』清明会 1967
  • 『中国の財政制度』アジア経済研究所 1968
  • 『中共経済の現況と将来』大陸問題研究所 1970
  • 『文革と中国経済』所書店 1970
  • 『中国の賃金制度と賃金政策』アジア政経学会 現代中国研究叢書 1978

共編著

[編集]
翻訳
  • エドワード・カン『支那通貨論 金及び銀取引の研究』東亜同文書院支那研究部 1934

論文

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 『著作権台帳』
  2. ^ 宮下忠雄博士略歴・著作目録 (宮下忠雄博士記念号)」『国民経済雑誌』第126巻第4号、神戸大学経済経営学会、1972年、113-125頁、doi:10.24546/00171573hdl:20.500.14094/00171573ISSN 03873129 
  3. ^ わが学びのあしあと (宮下忠雄博士記念号)国民経済雑誌巻(号)126(4)ページ91-112出版者神戸大学経済経営学会刊行日1972-10
  4. ^ 官報昭和55年本紙第16144号 4頁
  5. ^ 官報平成2年本紙第495号 5頁
先代
新庄博
神戸大学経済学部長
1964年 - 1966年
次代
山嵜義三郎