宮崎正一

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宮崎 正一(みやざき しょういち、1907年10月15日[1] - 1988年5月20日[1])は、日本政治家北海道深川市長(1期)。

来歴[編集]

1929年、日本植民学校卒[2]1942年空知郡一已村会議員となる[2]。この時すでに深川地区の将来を担う役目を負わされた。戦後の1949年、同村農地委員[2]1951年には一已村議会副議長と農業委員に就任し、同村の発展に努めた[2]1955年に一已村長選挙に立候補し、当選。1963年に合併するまで務めた[2]。1963年、深川市が誕生。これによる市長選挙に立候補し、旧深川町長の真鍋政之らを破って当選した。就任直後に深川市は農業構造改善事業計画地域の指定を受け、農業の振興に努め[2]、10月には低開発地域工業開発地域の指定も受け、工業の振興にも貢献した[2]。ほかに小中学校の統廃合や校舎の新築、北海道拓殖短期大学の誘致を進め、開学にこぎつけるなど文教政策にも力を入れた[2]1967年に市長選挙では再選を目指したが、再び立候補した真鍋政之に敗れた。1988年死去。

脚注[編集]

  1. ^ a b 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年、15頁。
  2. ^ a b c d e f g h 『日本の歴代市長』第1巻、161頁。

参考文献[編集]

  • 歴代知事編纂会編『日本の歴代市長』第1巻、歴代知事編纂会、1983年。
  • 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年。