宮崎英一
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宮崎 英一(みやざき えいいち、1959年1月31日 - )は日本の裁判官。兵庫県高砂市出身。中央大学法学部卒。最高裁判所調査官や、大阪高等裁判所部総括判事等を経て、2018年から神戸地方裁判所所長を務め[1]、2019年には神戸地方裁判所姫路支部の判事が裁判所敷地内で裁判当事者を転倒させ暴行罪で罰金刑に処せられ依願退官したことを受け、「職員を指導していきたい」とのコメントを出した[2][3]。
経歴
[編集]- 1982年 司法修習生(第36期)
- 1984年 東京地方裁判所判事補任官[4]
- 1986年 那覇地方裁判所沖縄支部判事補・那覇家庭裁判所沖縄支部判事補
- 1988年 研修・新日本製鐵
- 1989年 最高裁判所事務総局総務局付
- 1992年 札幌地方裁判所判事補・札幌家庭裁判所判事補
- 1994年 札幌地方裁判所判事補・札幌家庭裁判所判事
- 1995年 東京地方裁判所判事
- 1998年 最高裁判所調査官[4]
- 2003年 大阪高等裁判所判事[4]
- 2004年 大阪地方裁判所部総括判事(第13刑事部)[4]
- 2008年 京都地方裁判所部総括判事(第3刑事部)[4]
- 2012年 神戸地方裁判所部総括判事(第4刑事部)[4]
- 2014年 大阪地方裁判所部総括判事(第15刑事部)[4]
- 2016年 広島地方裁判所所長[4]
- 2017年 大阪高等裁判所部総括判事[4]
- 2018年 神戸地方裁判所所長[4]
- 2020年 大阪高等裁判所部総括判事
- 主に刑事裁判を担当。
- 2022年 大阪地方裁判所所長、下級裁判所裁判官指名諮問委員会地域委員会(大阪) 委員[5]
担当訴訟
[編集]- 三井環事件(2005年 一審大阪地方裁判所裁判長)
- タクシー運転手が準強姦罪に問われた事件(2008年 一審大阪地方裁判所裁判長 横田信之裁判長代読)
- 東大阪集団暴行殺人事件(2007年 一審大阪地方裁判所裁判長 分離公判の為主犯は和田真裁判長が担当)
- 宅見組長射殺事件(2014年 一審神戸地方裁判所裁判長)
- 殺人罪と銃砲刀剣類所持等取締法違反の罪に問われた被告に対し求刑通り無期懲役の判決[6]。
脚注
[編集]- ^ 「神戸地裁:「一つ一つ迅速に」 宮崎所長、着任で抱負 /兵庫 - 」毎日新聞2019年1月26日
- ^ 裁判所の敷地内で裁判官が暴行、10万円の略式命令朝日新聞デジタル2019年4月19日19時39分
- ^ 「暴行の裁判官、依願退官 当事者トラブル仲裁」日本経済新聞2019/6/10 5:00
- ^ a b c d e f g h i j 「神戸地方裁判所長」裁判所
- ^ 下級裁判所裁判官指名諮問委員会 地域委員会 地域委員名簿(各地域ごとに五十音順)
- ^ “宅見組長射殺事件 財津被告に無期懲役 神戸地裁判決”. 神戸新聞. (2014年3月14日) 2014年3月15日閲覧。