宮本甚兵衛
表示
宮本 甚兵衛(みやもと じんべい、1848年(嘉永元年8月[1]) - 1932年(昭和7年)1月9日[1])は、明治から昭和時代初期の政治家。貴族院多額納税者議員。旧姓・小野。
経歴
[編集]小野七郎の長男として弘前城下桶屋町(弘前桶屋町を経て現弘前市桶屋町)に生まれ、のち先代宮本甚兵衛の養嗣子となる[2]。幼少期は下学校に通い、13歳から17歳までは弘前東長町の丸金、荒関小間物店で見習奉公する[3]。17歳の時独立し、弘前土手町に小間物店を開業[3]。東京から品物を仕入れ、数年のうちに業績を大きく伸ばした[3]。弘前市が発足すると第1回市会議員選挙に当選[3]。ほか、中津軽郡町村連合会議員、弘前市参事会員、同市第4区会議員、同市所得税調査委員などを歴任した[1]。
1902年(明治35年)には貴族院議員の職を松木彦右衛門より譲られ[4]、同年9月25日[5]から1904年(明治37年)9月28日まで在任した[1]。
栄典
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d 衆議院、参議院 編 1960, 216頁.
- ^ 東奥日報社 2002, 672-673頁.
- ^ a b c d 東奥日報社 2002, 673頁.
- ^ 東奥日報社 2002, 638頁.
- ^ 『官報』第5770号、明治38年9月26日。
参考文献
[編集]- 衆議院、参議院 編『議会制度七十年史 第1』大蔵省印刷局、1960年 。
- 東奥日報社 編『青森県人名事典』東奥日報社、2002年。ISBN 4885610656。