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宮本貞雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

宮本 貞雄(みやもと さだお、1937年 - 2024年1月9日[1])は、日本男性アニメーターキャラクターデザイナーアートデザイナー

経歴

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1957年、コマーシャル制作会社一光社に入社する。その後大阪コマーシャルフィルム、クレア工房、ムービースタジオ、グラフィック社のプロダクションで、ナショナル冷蔵庫、シャープテレビ、仁丹カネボウレナウンタイガー魔法瓶ロート目薬、礒自慢など7年間で約200本のコマーシャルフィルムを制作する。

1964年、虫プロダクションにアニメーターとして入社する。『鉄腕アトム』、『悟空の大冒険』、『リボンの騎士』、『アニマル1』、長篇アニメ『千夜一夜物語』、アメリカ合作『フロスティ・ザ・スノーマン〜温かい雪だるま』の原画作画監督を務めた。

その後、竜の子プロダクションで『アニメンタリー 決断』(1970年)、『科学忍者隊ガッチャマン』(1972年)、『樫の木モック』(1973年)の作画監督を務めた。

1975年、サンリオ映画部は、アメリカハリウッドにサンリオ映画部プロダクションスタジオを設立、アニメ制作に乗り出す。同スタジオで制作された長篇アニメーション『メタモルフォーセス』でデザイン・アニメーション監督、『チリンの鈴』で原画、『くるみ割り人形』でデザイン、『シリウスの伝説』で設定をそれぞれ担当した。

1978年、竜の子プロダクションに入社する。『科学忍者隊ガッチャマンII』、『科学忍者隊ガッチャマンF』、長篇アニメ『地球物語』、テレビスペシャル『怪盗ルパン813の謎』、『けろっこデメタン』、『ゴールドライタン』、『とんでも戦士ムテキング』など技術部長として作品を制作した。

1984年、東映動画の海外企画制作部に移り、『ゲゲゲの鬼太郎』、合作『アメリカン・ラビットの冒険』やオリジナル企画のプロデューサー・ディレクターとして勤務する。

1990年、楽工房を設立する。タモリ西村知美タレントショップのキャラクターの企画・制作をはじめSAILOR-BEAR、RAGZ、ユル仙人などのマスコットキャラクターを多数創作した。また、東放学園アニメーション科の講師を務めた。

1991年、アメリカに渡り、BARE-ANIMATION(ベア・アニメーション)に入社する。長篇アニメーション『Tom and Jerry』、Mattelコマーシャルのキーアニメーターとして勤務する。

1993年、Disney Consumer Products(ディズニー・コンシュマー・プロダクツ)入社。クリエイティブ・リソース・キャラクター・アートマネージャー、シニア・スタッフ・アーチストとして、『ライオン・キング』、『ポカホンタス』、『ノートルダムの鐘』、『ヘラクレス』、『ムーラン』、『ターザン』、『リロ・アンド・スティッチ』、『トレジャー・プラネット』などのアートを担当した。

2002年6月、Disney Consumer Productsを退社。以降もアメリカに住み、オリジナルキャラクター、企画制作、作品整理などをおこなっている。

2005年から、年に1度の帰国時に大阪市立工芸高等学校大阪市立デザイン教育研究所京都精華大学で講義をしている。

2021年12月、東京アニメアワードフェスティバル2022における「アワードアニメ功労部門」の一人に選出され[2]2022年3月14日の授賞式に出席した[3]

2024年1月9日、死去。86歳没。

主な作品

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テレビアニメ

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劇場アニメ

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脚注

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  1. ^ 星まこと. “宮本貞雄さんに感謝”. アニメに感謝. 2024年1月17日閲覧。
  2. ^ “アニメ功労部門顕彰7名発表、東京アニメアワードフェス2022”. アニメーション・ビジネスジャーナル. (2021年12月8日). http://animationbusiness.info/archives/12399 2022年7月6日閲覧。 
  3. ^ “『東京アニメアワード』受賞者・作品発表 功労部門に『忍たま』八方斎役の声優・飯塚昭三”. オリコンニュース. (2022年3月14日). https://www.oricon.co.jp/news/2227574/full/ 2022年7月6日閲覧。