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宮松重紀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

宮松 重紀(みやまつ しげき、1963年 - )は、日本指揮者神奈川県横浜市出身。

来歴

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神奈川県立柏陽高等学校では吹奏楽部に所属[1]横浜国立大学教育人間科学部を卒業後、東京藝術大学指揮科に学士入学し、首席にて卒業する[2]。指揮を山田一雄遠藤雅古の各氏に師事。イタリアキジアーナ音楽院では、ロジェストヴェンスキーに師事。東京二期会日生劇場等のオペラ公演において、小澤征爾若杉弘外山雄三大野和士らの下で研鑽を積む。

1989年、新星日本交響楽団を指揮してデビュー。1992年、東京オペラ・プロデュース公演《ドン・ジョヴァンニ》でオペラデビュー。以来、東京フィルハーモニー交響楽団東京交響楽団・東京シティフィルハーモニック管弦楽団・神奈川フィルハーモニー管弦楽団仙台フィルハーモニー管弦楽団群馬交響楽団広島交響楽団大阪センチュリー交響楽団中部フィルハーモニー交響楽団等を数多く指揮。特に東京フィルとの関係は長く、指揮した演奏会は100を超えている。また、新国立劇場や二期会を始め、全国各地でのオペラ公演も数多く指揮。特に2001年、新国立劇場主催公演《花言葉》(ロッセリーニ作曲)では「大きな流れと繊細さを併せ持つ指揮者」(日本経済新聞)「歌手を自由にさせながら、オーケストラを歌わせる能力に舌を巻く」(音楽の友)と評される。

2008年に渡伊、ミラノ・スカラ座にて研修。スカラ座公演、大野和士指揮《マクベス》に携わる。

合唱指揮者として、サイトウ・キネン・フェスティバル松本ウイーン・フィルハーモニー来日公演(小澤征爾指揮)、サンクトペテルブルク・フィルテミルカーノフ指揮)、東京のオペラの森管弦楽団(ムーティ指揮)、その他、NHK交響楽団東京都交響楽団読売日本交響楽団の定期演奏会等に客演する。また、東京オペラシンガーズとの関係も大変深く、東日本大震災チャリティー・コンサート《第九》(ズービン・メータ指揮NHK交響楽団)を始め、数多くの公演を指揮する。

ピアニストとして、東京フィル読売日響のメンバーとサロンコンサートや、歌手のリサイタルの伴奏をする。「劇的な表現にもかかわらず歌手と一つに溶け合う」(「神奈川新聞」)と評される。

クラシック以外にも活動を広げており、エイベックスから東京フィルによるアニメ音楽のCDが発売されている。

現在、母校である東京藝術大学大学院(オペラ専攻)講師、横浜国立大学講師、シゲキ宮松♪歌劇団代表。

脚注

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  1. ^ [柏陽OBBのプロフィール]”. www1.interq.or.jp. 2020年9月5日閲覧。
  2. ^ 東京・春・音楽祭-東京のオペラの森-|アーティスト|宮松重紀”. www.tokyo-harusai.com. 2020年9月5日閲覧。