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富安(ふあん、生没年不詳)とは、江戸時代の浮世絵師。
師系・経歴は一切不明。作に2点の肉筆画が知られ、18世紀の中頃に活躍した人物といわれている。
- 「かや美人図」 絹本着色 東京国立博物館所蔵 ※「冨安圖之」の落款と「冨」の朱文円印、「身を思へは いなするかやの ほたるかな 言水」の画賛あり
- 「蚊帳美人図」 紙本着色 鎌倉国宝館所蔵 ※「富安筆」の落款と「富安」の白文方印、「うつゝにしかな かけなから 此さとをはなれてゆくは うらやふれ」という画賛あり
- 『氏家浮世絵コレクション』 公益財団法人氏家浮世絵コレクション、2014年 ※108頁