富永明夫
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人物情報 | |
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生誕 |
1927年11月9日 日本東京都 |
出身校 | 東京大学、パリ大学 |
学問 | |
研究分野 | 文学(フランス文学) |
研究機関 | 東京大学、帝京平成大学 |
富永 明夫[1](とみなが あきお、1932年2月23日 - )は、日本のフランス文学者、翻訳家。東京大学名誉教授。
経歴
[編集]1932年、東京府日本橋で生まれた。父は俳人でもある冨永千子。東京府立第一中学校に通い[要出典]、戦時下長野県飯田市に疎開していた[2]。戦後、児童読物『赤毛のリス』を14歳で執筆、父が中西悟堂に送り、1948年刊行された。動物への関心が強く、シートン、ニコライ・バイコフなどをよく読んだという。
東京都立新宿高等学校に進学し卒業[3]。東大理学部に進み、1954年に卒業。同大学の教養学部フランス分科に入り直し、1956年に卒業。同大学大学院仏文科に進み、1958年に修士課程を修了した。1962年から1965年までパリ大学に留学。
1965年、東京大学教養学部助教授に就任。1985年に教授昇格。1992年に東京大学を定年退官し、名誉教授となった。その後は帝京平成大学教授を務めた。
研究内容・業績
[編集]スタンダール、メリメの作品を多く翻訳し、『赤と黒』の翻訳で知られる。
家族・親族
[編集]- 父:冨永千子は俳人。
著作
[編集]著書
[編集]共編著
[編集]翻訳
[編集]- 『モーツァルト』スタンダール著、高橋英郎共編訳、中央公論社 1957
- 再版 東京創元社 1966
- 新装版 2006
- 『アルマンス』(世界文学大系) スタンダール著、小林正共訳、筑摩書房 1958
- 『赤と黒』(世界名作全集) スタンダール著、筑摩書房 1961
- 収録 中央公論社(世界の文学) 1963
- 新版 1993
- 『ハイドン・モーツァルト・メタスターシオの生涯』(スタンダール全集 11) スタンダール著、高橋英郎共訳、人文書院 1970
- 『タマンゴ・イールのヴィーナス』(新編世界の文学) メリメ著、中央公論社 1971
- 『カストロの尼』(世界文学全集) スタンダール著、集英社 1973
- 『エゴチスムの回想』スタンダール著、冨山房百科文庫 1977
- 『トゥールの司祭』バルザック著、集英社(世界文学全集) 1979
- 『マテオ・ファルコーネ』メリメ著、集英社(集英社ギャラリー 世界の文学) 1990