富田英三
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富田 英三(とみた えいぞう、1906年〈明治39年〉1月2日 - 1982年〈昭和57年〉3月29日[1])は、日本の漫画家、著作家(戯文家、ゲイ文化研究家)。
名は異体字で「冨田 英三」とも表記[2]。
略歴
[編集]愛知県名古屋市出身[1]。旧制大阪外国語学校中退[1]。新聞記者、劇団所属の俳優[1]などを経て、出版界に入る。
漫画家としてはスケッチ風の1枚ものを得意とした[1]。漫画集団所属。戦後は『漫画読本』などで作品を発表。テレビ番組の構成・司会や、演劇美術も手掛けた[1]。
戦前からのゲイ文化研究家で、戦後はアメリカ合衆国に滞在して研究を深めた。
著書
[編集]- 服装の生態(慶文社、1941年)
- 3ドルアメリカ旅行(現代社、1957年)
- ゲイ 同性愛のルポルタージュ(東京書房、1958年)
- 世界の夜はぼくのもの(第二書房、1961年)
- 新女族物語(第二書房、1964年)
- 漫画ルポ穴場ニッポン(編著 集団形星、1968年)
- ピエロ(図書印刷、1969年)
- 舶来スラング事典(ルック社、1972年)
- ジーパン貴族 東京のカウボーイ 日記・青春の慕情(スポーツニッポン新聞社出版局、1974年)
- 新東京百景(スポーツニッポン新聞社出版局、1975年)
- 画集にしたい作品集 富田英三遺作(富田トシ編、1983年)
共著
[編集]脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『ゲイ』著者紹介
- 『人物物故大年表』