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寺田順三

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

寺田 順三(てらだ じゅんぞう、1961年 - )は、日本絵本作家イラストレーターである。大阪府生まれ[1]

略歴

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1982年、パッケージデザインの仕事を始める[2]1986年、ゴーズデザイン入社[1]1994年、初の個展を開く[2]

2000年、カムズグラフィックを設立[1]。オリジナル雑貨を制作、販売するようになる[2]

2004年、絵本の雑誌「POOKA」の付録「タビの雑貨屋」で、初めて作・絵を手がけた絵本を制作する[2]

2005年読売新聞連載小説「ミーナの行進」(文・小川洋子)の挿絵を手がける[2]

2008年、アメリカChronicle Booksでの、商品化を開始する[2]

2010年、テレビアニメ「カルルとふしぎな塔」で、キャラクターデザインと美術コンセプトを担当する[3]

大学などの講師もつとめ、2006年京都造形芸術大学イラストレーションコース講師を(現在は客員教授)、2011年には神戸芸術工科大学講師を担当する[4]

挿絵や絵本、広告、雑貨製作などで幅広く活躍している。

作風

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イラストには主に動物キャラクターが登場し、ヨーロッパ風のなつかしい絵柄が特徴的[5]。1996年に行ったヨーロッパ旅行が、1つのきっかけとなったと言う[5]

作画の方法は、太めのシャープペンシルで描いた下絵を、拡大コピーで線を太らせて、カスレを作る。着色はコンピュータ上で、版画のように色を重ねていく感覚で行う[5]

主な作品

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絵本

  • 「31のものがたり」(2003年 ワールドコム)(文・イナキヨシコ)[6]
  • 「articles カムズの雑貨」(2003年 青心社)(絵 寺田順三)[6]
  • 「本の本」(2004年 ワールドコム)(文・横山犬男)[6]
  • 「タビの雑貨屋」(2005年 学研)(文・絵 寺田順三)[7]
  • 「PAIRES ふたりのためのカードブック」(2005年 ワールドコム)(絵・寺田順三)[8]
  • 「ミロとチャチャのふわっふわっ」(2006年 あかね書房)(文・野中柊[7]
  • 「ふたごのこぶた ブブとププ」(2007年 教育画劇)(文・平田昌広)[7]
  • 「タビのゆうびんやさん」(2007年 学研)(文・絵 寺田順三)[7]
  • 「冬のえほん集」収録「ちいさな ねずみくん」(2009年 小学館)(文・石橋京子 朗読・兵藤まこ)[9]
  • 「ボクらはオコジョのおまわりさん」(2010年 佼成出版社)(文・きむらゆういち)[7]
  • 「カルルとふしぎな塔」(2011年 白泉社)(文・絵 寺田順三)[7]
  • 「ガタガタ村と大ナマズ」(2012年 Z会)(文・山王三・四丁目自治会)[7]
  • 「ようこそ ぼくのおともだち」(2013年 あかね書房)(文・野中柊)[7]


小説・単行本などの挿画


アニメーション


パッケージデザインなど

  • モロゾフ オリジナルキャラクター「プリーナ」(2011年)[18]


カレンダー

  • 「不思議の国のアリス」2015年カレンダー(2014年 株式会社くとうてん)[19]


展覧会

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  • 『静物~NATERE MORTE』寺田順三展 (2005年9月 神戸 ギャラリーVie、2005年10-11月 東京 パルコ デルフォニックス)[20][21]
  • くまのプーさんからのメッセージ展 (2006年3月 新宿タカシマヤ)(複数の作家による参加展)[20]
  • 愛しのチロルチョコレート展 (2009年3月 大阪 MANIFESTO GALLERY)(複数の作家による参加展)[22]
  • 初恋展 (2009年4月 東京 atelier Goma)(複数の作家による参加展)[22]
  • 『COMES MART』寺田順三個展(2009年9月 東京 GALLERY TOKYO)[22]
  • 『カムズマート』寺田順三作品展(2009年9月 大阪 14th moon)[22]
  • 「テキスタイル」寺田順三展覧会(2009年12月 神戸 Gallery Vie)[22]
  • COMES MART 寺田順三展(2011年2月 京都 美術館「えき」KYOTO)[22]
  • 「カルルとふしぎな塔 ~寺田順三の世界~」展(2012年5月 東京 ロゴスギャラリー、札幌パルコ ROOM )[23]
  • 「寺田順三」展(2013年5月 兵庫 ウラン堂)[2]

脚注

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外部リンク

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