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将棋大会のシード条件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

将棋大会のシード条件(しょうぎたいかいのシードじょうけん)では、将棋の棋戦のシード条件について述べる。

棋士が参加する棋戦

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将棋大会とシード条件
棋戦 リーグ/トーナメント 人数 シード条件
竜王戦 1組
(最大17名)
1名 前期竜王戦七番勝負敗者(以下に該当しない場合)
15-16名 前期1組残留(11-12名)
前期2組上位4名(3-4名)
2~5組 2・3組/16名
4・5組/32名
前期上位クラスからの降級者4名
前期クラス残留者
前期下位クラスからの昇級者4名
6組 (人数不定) 1組-5組以外の棋士
アマ4名 アマチュア竜王戦上位者(原則ベスト4以上)
支部名人(33期まで出場、当時アマ5名)
奨励会員1名 前期三段リーグ参加者(昇段に至らなかった成績上位者1名)
女流4名 女流棋士上位4名
名人戦 順位戦A級 10名 前期名人戦七番勝負敗者
前期順位戦A級残留者(7名、原則2-8位者)
B級1組2位以上(2名)
王位戦 挑戦者決定リーグ
(紅組・白組)
4名 前期王位戦七番勝負敗者
前期挑戦者決定リーグ残留者(各組2位以上)
予選 女流2名 女流王位及び挑戦者
王座戦 挑戦者決定
トーナメント
4名+α 前期王座戦五番勝負敗者
前期挑戦者決定トーナメントベスト4以上
タイトル保持者(棋戦開始時)
二次予選 (人数不定) 順位戦B級2組以上
前期挑戦者決定トーナメント出場
タイトル挑戦者および失冠者
全棋士参加棋戦優勝者
前期予選成績上位者(一次予選通過者で二次予選1勝以上)
一次予選 女流4名 (選抜条件不明)
棋王戦 挑戦者決定
トーナメント
4名
(3回戦シード)
前期棋王戦五番勝負敗者
前期挑戦者決定トーナメントベスト4以上
(人数不定) タイトル保持者(棋戦開始時)
順位戦B級1組以上
予選 アマ1名 全日本アマチュア名人戦優勝者<
女流1名 女流タイトル保持者
叡王戦 本戦
(第6期より)
4名 前期叡王戦番勝負敗者
前期本戦トーナメントベスト4以上
王将戦 挑戦者決定リーグ 4名 前期王将戦七番勝負敗者
前期挑戦者決定リーグ残留(4位以上)
二次予選 (人数不定) 前期挑戦者決定リーグ陥落(2回戦シード)
タイトル保持者(棋戦開始時)
永世称号者・永世王将資格者
順位戦A級
棋聖戦 決勝トーナメント 4名~8名 前期棋聖戦五番勝負敗者
前期決勝トーナメントベスト4以上
タイトル保持者(棋戦開始時)[1]
二次予選 (人数不定) 前期決勝トーナメント出場
順位戦B級2組以上
棋聖戦五番勝負出場経験者
一次予選 女流2名 (選抜条件不明)
朝日杯
将棋オープン戦
本戦 8名 シード順位(計24名/本戦シード8人、二次予選シード16人)[2]
  1. 前回ベスト4
  2. タイトル保持者
  3. 全棋士参加棋戦優勝者
  4. 前回予選出場かつ本戦進出者
  5. 永世称号者および永世称号資格者
  6. 上記以外の順位戦上位者
二次予選 16名
一次予選
(1回戦)
アマ10名 朝日アマ名人/朝日アマ名人戦ベスト8以上/学生名人
女流3名 女流棋士3名(主催者推薦)
新人棋士10名 棋士番号の大きい方から10人
(二次予選以上シードは除く、1回戦でアマと対局)
銀河戦 決勝トーナメント - (シードなし)
本戦トーナメント
(ブロック戦)
アマ4名 将棋アマチュア銀河戦全国大会優勝者
将棋プレミアム杯G1グランプリ優勝者
アマ王将・準アマ王将
女流2名 女流棋士2名
16名+α タイトル保持者
前年度決勝トーナメント進出者
順位戦上位者
予選 アマ 前年度決勝トーナメント進出者であり
かつ当該年度のアマ大会でブロック戦出場権を獲得していない
NHK杯テレビ将棋
トーナメント

本戦
(2回戦シード)
14名 前回ベスト4
タイトル保持者
順位戦A級所属者[3]
本戦 17名 (前年12月末時点 基準日)
永世称号者・名誉NHK杯選手権者[4]
順位戦B級1組所属者[4]
棋戦優勝者(朝日杯・将棋日本シリーズ・新人王戦・銀河戦)
総合成績優秀者
女流1名 出場女流棋士決定戦(出場資格は主に女流タイトル保持者)の優勝者
将棋日本シリーズ
プロ公式戦
(2回戦シード) 4名 前回優勝者
タイトル保持者
獲得賞金ランキング上位者
(1回戦出場資格) 8名 獲得賞金ランキング上位者(上記2回戦シード該当者4名を除く)
新人王戦 (出場資格)
(計40名)
(人数不定) 26歳以下かつ六段以下の棋士(ただしタイトル戦経験者を除く)
アマ1名 しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会優勝者
女流4名 26歳以下の女流棋士4名
奨励会員(人数不定) 前期奨励会三段リーグ上位者
加古川青流戦 (出場資格) (人数不定) 四段の棋士
女流2名 女流棋士2名(選考委員会推薦選出)
アマ3名 加古川青流戦アマチュア選抜大会 ブロック優勝者(2名)
兵庫県アマ名人
奨励会員(人数不定) 前期奨励会三段リーグ上位者
(終了棋戦)
YAMADAチャレンジ杯
(出場資格) アマ1名 (選抜条件不明)

名人戦・順位戦の成績と、他棋戦のシードの関係図

永世称号者 タイトルホルダー 順位戦
A級 B級 C級 フリー
クラス
1組 2組 1組 2組
王位戦 予選から
王座戦 右記による 挑戦者決定T 2次予選 1次予選
棋王戦 右記による 挑戦者決定T 予選
叡王戦 段位別予選
王将戦 2次予選(永世王将資格者も含む) 2次予選 1次予選
棋聖戦 永世棋聖・永世棋聖資格者は2次予選[5]
その他の永世称号者は右記による
決勝T 2次予選 1次予選[5]
朝日杯OP 本戦/2次予選 1次予選[2]
銀河戦 右記による ブロック戦最終戦 上位者:ブロック戦/下位者:予選
NHK 本戦1回戦(名誉NHK杯も含む)[4]
本戦2回戦[3] 本戦1回戦[4] 予選

女流棋士が参加する棋戦

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棋戦名 リーグ/トーナメント 人数 シード条件
白玲戦 女流順位戦A級 10名 前期白玲戦七番勝負敗者
前期女流順位戦A級残留者(原則8位以上)
女流順位戦B級2位以上
清麗戦 - - (清麗保持者以外の全参加者が予選トーナメントから)
マイナビ
女子オープン
本戦トーナメント 4名 前期の番勝負敗退者およびベスト4以上
予選トーナメント 48名 チャレンジマッチを免除されている全ての現役女流棋士
2級以上の女性奨励会員
予備予選 3期連続で予選1回戦敗退の女流棋士
チャレンジマッチ(アマ) 3級以下の女性奨励会員
女性研修会員
女性アマチュア有段者
女流王座戦 本戦トーナメント 前期本戦トーナメントベスト4及び番勝負敗退者
タイトルホルダー
二次予選 前期本戦トーナメントベスト8
一次予選 エントリーした女流棋士
女性奨励会員
海外出場者枠
アマチュア予選 女性奨励会員以外の女性アマチュア
女流名人戦 女流名人リーグ 10名 前期番勝負敗退者
前期残留者5名
予選通過者4名
女流王位戦 挑戦者決定リーグ 12名 前期残留者及び番勝負敗退者6名
予選通過者6名
女流王将戦 本戦 前期三番勝負敗者
前期挑戦者決定戦進出者
タイトル保持者
予選 本戦シード以外の女流棋士
アマ5名 一般、大学生、高校生、中学生、小学生 各1名
倉敷藤花戦 - - 倉敷藤花保持者以外の全参加者(主催者推薦アマ2名含む)のトーナメント

アマチュアのみ参加する将棋大会

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将棋大会とシード条件
棋戦名 シード条件
アマチュア竜王戦 前期アマ竜王
アマチュア名人戦 前期アマ名人/支部代表優勝
全国アマチュア王将位大会 前年度の優勝(本戦シード)
他大会優勝者(予選シード)
朝日アマ選手権 前年優勝者(決勝3番勝負)

脚注

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  1. ^ 上記条件に該当する者が8名を超える場合、タイトル保持者でも二次予選からの出場となる場合がある。
  2. ^ a b タイトル保持者・全棋士参加棋戦優勝者・前回本戦出場者以外でも、順位戦の在籍クラス・順位によっては、二次予選からの出場となることがある。
  3. ^ a b 前回ベスト4成績者とタイトル保持者の合計人数によっては、順位戦A級所属者の一部が1回戦からの出場となることがある。
  4. ^ a b c d 前回ベスト4成績者とタイトル保持者の合計人数によっては、永世称号者・名誉NHK杯選手権者・順位戦B級1組所属者の一部が2回戦からの出場となることがある。
  5. ^ a b 棋聖戦五番勝負出場経験者(永世棋聖・永世棋聖資格者も含む)は2次予選からの出場となる。