将棋崩し
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将棋崩し(しょうぎくずし)は、将棋の駒と盤を用いた遊びの一種。山崩し(やまくずし)、ガッチャン将棋(ガッチャンしょうぎ)と呼ばれることもある。
基本ルール
[編集]通常2人以上の任意の人数で行う。
次に示すのは基本的なルールであり、厳密な規定がないため、地域や集団により様々なローカルルールが存在している。
- じゃんけんや振り駒などの手段によって順番を決める。
- 山を組む側が後手になるというルールもあるが、先手となるルールもある。
- 将棋の駒を小さな箱に詰め、盤の上にこぼれないように素早く被せる。そのあと箱を静かに引き上げ、将棋の駒で「山」が盛られたことを確認する。
- 順番に駒を動かしていく。駒を動かす際に音を立てたり持ち上げたりすることなく、かつ1本の指のみで盤の外まで滑らせていく。この場合は一度に複数の駒でもよい。盤の外まで運ぶとそれを得られる。駒を倒したり、積み重なっている駒を崩したりして音を立てたとき、または最初に滑らせた駒を盤外に落として得点となった場合は、次の参加者に順番を交代する。ただし、音が鳴るまで何度でも取れるというルールもある。
- 全ての駒が無くなった時点で終了。
将棋盤は平らで硬い板であれば代用可。
駒は通常は木製の駒を用いる。プラスチックの駒では駒同士が滑りやすいため山を盛りにくく、かつ崩れやすいため非常に遊びにくい。 また、上質な駒ほど塗料で滑ってしまうため、純粋に表面が木であることが好ましい。
勝敗の決め方
[編集]勝敗の決め方(順位の付け方)は統一的なルールはない。以下、ローカルルールの例を示す。
その他のローカルルールの例
[編集]- 立てたままの状態を維持して盤外に落とすと得点が倍になる
- 重なっている駒は崩して分けないと盤外に出せない
- 駒は1枚ずつしか移動できない
- 山にある駒を故意または過失で盤外に飛ばしたり、指以外の方法で盤外に出した場合負けとなる
- 自分の順番の時、積まれた「山」の真上から拳で叩いて、盤外に落ちた駒のみ取る事ができる
- 金を取った者はその金を山に向かって、盤上から人差し指で一度はじくことができる