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小倉保己

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

小倉 保己(おぐら やすみ、1925年大正14年)- 2013年平成25年)5月27日)は、日本歯学者医学者薬理学者。専門は、歯科薬理学。医学博士千葉大学論文博士・1959年)。石巻専修大学第2代学長東北大学名誉教授学校法人専修大学元顧問。小倉隅仙の号で書家としても活動。

経歴

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東京市浅草区にて出生。旧制・成蹊高等学校(理科甲類)卒業[1]

1946年千葉医科大学医学部卒業し、千葉医科大学医学部薬理学教室(小林龍男教授)助手。その後、パリ大学医学部留学(Jean CHEYMOL教授に師事)、千葉大学医学部講師、同大学腐敗研究所助教授を経て、東北大学歯学部教授。フグ毒研究の権威。同歯学部長を務めた後、1988年東北大学停年退官。同名誉教授。学校法人専修大学常任顧問として石巻専修大学の開学に尽力。石巻専修大学理工学部教授。1990年に東北・北海道地区の薬理学を中心とする研究者助成を主目的に設立・委託した『西宮機能系基礎医学研究助成基金』は現在なお活動中。1991年石巻専修大学2代学長、2001年石巻専修大学退職。

1959年千葉大学より医学博士の学位を取得、学位論文の題は 「抗ヒスタミン剤の薬理学的研究 : とくに毛細血管の透過性を中心として 」[2]

受賞歴

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研究業績

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  • 『歯科における抗炎症薬療法』
  • 『ヒスタミン』
  • 『現代歯科薬理学』

この他、グッドマン、ギルマン『薬理書』に引用されたフグ毒関連論文。

文化人としての側面

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  • 医学に従事する傍ら、松崎柴庵に師事し小倉隅仙の号で書家としても活動。また、日本画陶芸を修め独自の表現を探求した。

参考文献

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  • 『新訂 現代日本人名録2002』(日外アソシエーツ編集・発行、2001年)
  • 『秀作美術全集'90』(日本美術出版発行、1990年)
  • 『書道藝術1991年5月号』(日本書道新聞社発行、1991年)

脚注

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  1. ^ 小倉保己氏(旧高18回理甲・S19年)逝去 一般社団法人成蹊会
  2. ^ 博士論文書誌データベース
  3. ^ 学春の叙勲、褒章―私学人多数”. 全私学新聞 (2002年5月3日). 2023年5月23日閲覧。
先代
小田切美文
石巻専修大学学長
第2代: 1991年 - 2001年
次代
小林陵二