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小川三夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

小川 三夫(おがわ みつお、1947年 - )は、日本宮大工、寺社建築専門の建設会社「鵤工舎」の創設者。宮大工西岡常一の唯一の内弟子。

来歴

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栃木県矢板市出身。

高校の修学旅行で法隆寺五重塔を見たことがきっかけとなり、卒業後法隆寺宮大工西岡常一の門を叩くが断られる。

仏壇屋などで修行をした後に、22歳で西岡棟梁の唯一の内弟子となる。生前西岡は小川を評して「たった一人の弟子であるけれども、私の魂を受け継いでくれてると思います。」と述べている[1]法輪寺三重塔、薬師寺金堂、薬師寺西塔(三重塔)の再建に副棟梁として活躍。

1997年徒弟制を基礎とした寺社建築専門の建設会社「鵤工舎」を設立。 弟子の育成とともに、国土安穏寺国泰寺_(高岡市)ほか全国各地の寺院の改修、再建、新築等にあたる。

著書

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  • 『木のいのち木のこころ(天)(共著・西岡常一塩野米松)(草思社
  • 『木のいのち木のこころ(地)(共著・西岡常一、塩野米松)(草思社)
  • 『木のいのち木のこころ(人)(共著・西岡常一、塩野米松)(草思社)
  • 『不揃いの木を組む』(草思社)
  • 『棟梁 〜技を伝え、人を育てる〜』(文藝春秋

外部リンク

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脚注

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  1. ^ 西岡常一・松久朋琳「木のこころ仏のこころ」P・18