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小林天神古墳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
小林天神古墳

墳丘(中央奥に石室開口部)
別名 小林の天神古墳/天神山古墳/新里村1号古墳
所在地 群馬県桐生市新里町小林60-1
(桐生市立新里中央小学校内)
位置 北緯36度25分20.62秒 東経139度14分14.87秒 / 北緯36.4223944度 東経139.2374639度 / 36.4223944; 139.2374639座標: 北緯36度25分20.62秒 東経139度14分14.87秒 / 北緯36.4223944度 東経139.2374639度 / 36.4223944; 139.2374639
形状 円墳
規模 直径42m
高さ3m
埋葬施設 無袖式横穴式石室
出土品 鉄刀・金環・丸玉・鉄鏃・須恵器埴輪
築造時期 6世紀
史跡 桐生市指定史跡「小林の天神古墳」
地図
小林天神 古墳の位置(群馬県内)
小林天神 古墳
小林天神
古墳
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小林天神古墳(こばやしてんじんこふん/こばやしのてんじんこふん、天神山古墳)は、群馬県桐生市新里町小林にある古墳。形状は円墳。桐生市指定史跡に指定されている(指定名称は「小林の天神古墳」)。

概要

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家形埴輪(複製)

群馬県東部、赤城山南麓の緩斜面に築造された大型円墳である。古墳名は、かつて墳丘上に天神が祀られていたことに由来する[1]。現在までに墳丘北側は道路敷設の際に削平を受けているほか、昭和初期の開墾の際に石室が開口している[1]

墳形は円形で、直径42メートル・高さ3メートルを測る[1]。墳丘は2段築成[1]。墳丘表面では円筒埴輪列・形象埴輪(家形・鞆形埴輪、人物埴輪頭部など)が検出されているが[1]葺石は認められていない[1]。また墳丘周囲には幅4メートルの周溝が巡らされる[1]。埋葬施設は無袖式の横穴式石室で、南西方向に開口する。石室内からは副葬品として鉄刀・金環・丸玉・鉄鏃・須恵器などが検出されている[1]。築造時期は古墳時代後期の6世紀代と推定される。

古墳域は1971年昭和46年)に旧新里村指定史跡(現在は桐生市指定史跡)に指定された。現在では桐生市立新里中央小学校の敷地内で保存され、石室開口部は封鎖されている。

埋葬施設

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埋葬施設としては無袖式横穴式石室が構築されており、南西方向に開口する。石室の規模としては石室全長6.4メートル・玄室長さ3.6メートルを測る[1]

石室の石材は地元産の輝石安山岩で、自然石の乱石積みによって構築される[1]。入り口から2.8メートルの位置には框石を置いて羨道・玄室を区画し、玄室は羨道部よりも1段下がる[1]

石室内からは副葬品として、鉄刀2・金環9・丸玉50・鉄鏃・須恵器などが検出されている[1]

文化財

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桐生市指定文化財

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  • 史跡
    • 小林の天神古墳 - 1971年(昭和46年)10月1日指定[2][1]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 史跡説明板。
  2. ^ 小林の天神古墳(桐生市ホームページ)。

参考文献

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  • 史跡説明板(新里村教育委員会、1996年設置)

関連項目

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外部リンク

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