小林天神古墳
小林天神古墳 | |
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墳丘(中央奥に石室開口部) | |
別名 | 小林の天神古墳/天神山古墳/新里村1号古墳 |
所在地 |
群馬県桐生市新里町小林60-1 (桐生市立新里中央小学校内) |
位置 | 北緯36度25分20.62秒 東経139度14分14.87秒 / 北緯36.4223944度 東経139.2374639度座標: 北緯36度25分20.62秒 東経139度14分14.87秒 / 北緯36.4223944度 東経139.2374639度 |
形状 | 円墳 |
規模 |
直径42m 高さ3m |
埋葬施設 | 無袖式横穴式石室 |
出土品 | 鉄刀・金環・丸玉・鉄鏃・須恵器・埴輪 |
築造時期 | 6世紀代 |
史跡 | 桐生市指定史跡「小林の天神古墳」 |
地図 |
小林天神古墳(こばやしてんじんこふん/こばやしのてんじんこふん、天神山古墳)は、群馬県桐生市新里町小林にある古墳。形状は円墳。桐生市指定史跡に指定されている(指定名称は「小林の天神古墳」)。
概要
[編集]群馬県東部、赤城山南麓の緩斜面に築造された大型円墳である。古墳名は、かつて墳丘上に天神が祀られていたことに由来する[1]。現在までに墳丘北側は道路敷設の際に削平を受けているほか、昭和初期の開墾の際に石室が開口している[1]。
墳形は円形で、直径42メートル・高さ3メートルを測る[1]。墳丘は2段築成[1]。墳丘表面では円筒埴輪列・形象埴輪(家形・鞆形埴輪、人物埴輪頭部など)が検出されているが[1]、葺石は認められていない[1]。また墳丘周囲には幅4メートルの周溝が巡らされる[1]。埋葬施設は無袖式の横穴式石室で、南西方向に開口する。石室内からは副葬品として鉄刀・金環・丸玉・鉄鏃・須恵器などが検出されている[1]。築造時期は古墳時代後期の6世紀代と推定される。
古墳域は1971年(昭和46年)に旧新里村指定史跡(現在は桐生市指定史跡)に指定された。現在では桐生市立新里中央小学校の敷地内で保存され、石室開口部は封鎖されている。
埋葬施設
[編集]埋葬施設としては無袖式横穴式石室が構築されており、南西方向に開口する。石室の規模としては石室全長6.4メートル・玄室長さ3.6メートルを測る[1]。
石室の石材は地元産の輝石安山岩で、自然石の乱石積みによって構築される[1]。入り口から2.8メートルの位置には框石を置いて羨道・玄室を区画し、玄室は羨道部よりも1段下がる[1]。
石室内からは副葬品として、鉄刀2・金環9・丸玉50・鉄鏃・須恵器などが検出されている[1]。
文化財
[編集]桐生市指定文化財
[編集]脚注
[編集]参考文献
[編集]- 史跡説明板(新里村教育委員会、1996年設置)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 小林の天神古墳 - 桐生市ホームページ