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小林貞一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
小林 貞一
人物情報
生誕 (1901-08-31) 1901年8月31日
日本の旗 日本 大阪府
死没 1901年8月31日(1901-08-31)(-95歳没)
出身校 東京帝国大学
学問
研究分野 地史学古生物学
研究機関 東京大学
学位 理学博士
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小林 貞一(こばやし ていいち、1901年8月31日 - 1996年1月13日[1])は、日本地球科学者。専門は、地史学古生物学で、東京大学教授を務めた。

経歴

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1901年、大阪府で生まれた。第三高等学校に入学し、同校に勤務していた地学者の江原真伍らの指導を受け、その頃から化石採集などを経験した。またの修行にも励んだ。東京帝国大学理学部地質学科に進学し、1927年に卒業。同大学大学院に進み、満期退学。

1931年、東京帝国大学助手に採用され、米国に留学。スミソニアン研究員として地史学・古生物学の研究を進めた。イギリスドイツでも研究を積んだうえで帰国。1934年、東京帝国大学理学部講師を命じられ、地質学第二講座を担当した。1936年、学位論文『On the phylogeny of the primitive nautiloids, with descriptions of Plectronoceras liaotungense, new species and iddingsia(?) shantungensis, new species(原始鸚鵡の系統に就て、並にプレクトロノセラス・リアウタングエンセ(新種)イデイングシア(?)シヤントウングエンシス(新種)の記載)』を東京帝国大学に提出して理学博士号を取得[2]

1944年、東京帝国大学教授に就任[3]。1970年 、日本学士院会員に選出された[4][3]。1996年、老衰のため死去[5]

受賞・栄典

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著作

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  • 『日本群島地質構造論』(上巻) 目黒書店 1948
  • 『日本群島地質構造論』(中巻・前篇) 目黒書店 1948
  • 『地学図集(教授用)』加藤武夫共編、目黒書店 1948
  • 『地学概論』(上・下巻) 日高孝次ほか、朝倉書店 1949
  • 『自然科学概論1 物理の科学』(上巻) 朝倉書店 1950
  • 『日本地方地質誌6 中国地方』朝倉書店 1950
  • 『日本地方地質誌7 四国地方』朝倉書店 1950
  • 『日本地方地質誌9 総論:日本の起源と佐川輪廻』朝倉書店 1951
  • 『地史學』(上巻) 共著、朝倉書店 1952
  • 『地史學』(下巻) 共著、朝倉書店 1953
  • 『東亜地質』(上巻) 朝倉書店 1956
  • 『古生物学』朝倉書店 1957
  • 『日本古生物学の回想』鹿間時夫共編、日本古生物学会、1970[7]
  • 『古生物学 1 新版』浅野清共編、朝倉書店 1973
  • 『古生物学 2 新版』松本達郎共編、朝倉書店 1974

小林貞一に関する参考文献

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  • 花井哲郎「小林貞一先生のご逝去を悼む」『地学雑誌』第105巻第4号、1996年、535頁。 
  • 佐藤正・山田俊弘・矢島道子「地質学者小林貞一(1901-1996)の生涯と仕事を振り返って:その1 生涯」『地学雑誌』第127巻第1号、2018年、N1-N7。 

外部リンク

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脚注

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  1. ^ 花井 1996, p. 535.
  2. ^ 佐藤ほか 2018, p. N5.
  3. ^ a b 佐藤ほか 2018, p. N6.
  4. ^ 日本学士院(物故会員)
  5. ^ 「小林貞一先生のご逝去を悼む」
  6. ^ 東京帝国大学理学部紀要 2類5冊7篇
  7. ^ NCID BN02620001NDLJP:9668900

関連項目

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