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小桜一家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
四代目小桜一家
代紋
本部〒892-0837
日本の旗 鹿児島県鹿児島市甲突町9-24[1]
首領総長 平岡喜榮[1]
活動範囲1県[1]
構成員数
(推定)
約70人[2][3][1](2023年末現在)
┗構成員 約40人[1]
┗準構成員等 約30人

小桜一家(こざくらいっか[4])は、鹿児島県鹿児島市に本部を置く指定暴力団。2023年末時点の勢力は約70人[2]

概要

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縄張りとする鹿児島県内への他暴力団組織の侵入を許さず、同時に自身も他県へは進出しないとする独自の方針を掲げてきた。警察庁はこれを指して「小桜モンロー主義」と言い表している[5]

来歴

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昭和23年、大里清蔵が鹿児島市内を本拠として「小桜組」を結成。その後1961年(昭和36年)に片平孝の代を経て、1969年(昭和44年)に神宮司文夫が三代目を襲名し、翌年の1970年(昭和45年)には現在の『小桜一家』に改称された[5]

規模を拡大させたのち、1987年(昭和62年)の12月に平岡喜榮が四代目を襲名[5]。その後1992年(平成4年)7月をもって暴力団対策法に基づく指定暴力団となった[6]

2009年における鹿児島県議会の報告によれば、勢力拡大に向けての活発な動きが見られると同時に、鹿児島県内への進出を続ける山口組との対決姿勢を強めている[7]

その後、2019年6月頃には現在の四代目総長が隣の熊本県内にあるゴルフ場に於いて偽名を使っていた上でプレーをしていた為、有印私文書偽造などの疑いで知人と共に熊本県警察 熊本南警察署に逮捕及び書類送検されていたが、その後翌月にはその知人とともに不起訴処分となっている。

歴代総長

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  • 初代 - 大里 清蔵
  • 二代目 - 片平 孝
  • 三代目 - 神宮司 文夫
  • 四代目 - 平岡 喜榮

執行部

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  • 若頭 : 冨尾 裕一 (四代目上村組々長)
  • 若頭代行:澤 秋良
  • 本部長 : 長田 末成

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d e 令和5年における組織犯罪の情勢【確定値版】”. 警察庁組織犯罪対策部. pp. 1-37 (2024年3月21日). 2024年4月14日閲覧。
  2. ^ a b “鹿児島県内の暴力団員 10年で3分の1に 2023年は過去最少160人 県警まとめ 背景に資金難、組織離れ進む” (日本語). 南日本新聞. (2024年2月23日). https://373news.com/_news/storyid/190715/ 2024年4月14日閲覧。 
  3. ^ 鹿児島県警察 (2024年4月10日). “暴力団総合対策推進状況”. 2024年4月14日閲覧。
  4. ^ 警察庁 (2020). POLICE OF JAPAN > CRIMINAL INVESTIGATION > 2. Fight against Organized Crimes(日本の警察>犯罪捜査>2. 組織犯罪との闘い) (PDF) (Report). pp. 28–30. 2024年4月14日閲覧(英語) 『ヨンダイメ・コザクライッカ(Yondaime Kozakura-ikka)
  5. ^ a b c 『平成5年度警察白書 第1節 暴力団の実態』”. 警察庁. 2024年4月24日閲覧。
  6. ^ 『指定暴力団』”. 松江八束建設業暴力追放対策協議会 (2011年4月14日). 2023年10月12日閲覧。
  7. ^ 政策提言:暴力団追放に関する条例の制定について>暴力団の検挙状況等』(pdf)鹿児島県、2009年3月25日http://www.pref.kagoshima.jp/gikai/__filemst__/38913/seisakuteigenboutuijyourei.pdf 

関連項目

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