小樽公園
表示
小樽公園 Otaru Park[1] | |
---|---|
分類 | 総合公園[2] |
所在地 | |
座標 | 北緯43度11分17秒 東経140度59分34秒 / 北緯43.18806度 東経140.99278度座標: 北緯43度11分17秒 東経140度59分34秒 / 北緯43.18806度 東経140.99278度 |
面積 | 23.5ヘクタール[2] |
開園 | 1900年 |
設計者 | 長岡安平 |
運営者 | 小樽市 |
設備・遊具 | 公会堂、能楽堂、図書館、市民会館、運動場、テニスコート、弓道場、野球場、体育館、庭園、広場、遊具、園路 |
駐車場 | 25台 |
アクセス |
北海道旅客鉄道(JR北海道)小樽駅から徒歩約15分 北海道中央バス「花園公園通」バス停から徒歩約5分 札樽自動車道小樽ICから車で約10分 |
告示 | 都市計画決定:昭和17年5月13日内務省告示第330号[3] |
事務所 | 小樽公園管理事務所 |
事務所所在地 | 北海道小樽市花園5-89-1 |
公式サイト | 小樽市:小樽公園 |
概要
[編集]1900年(明治33年)開設の北海道内で歴史ある公園[4]。日本国内の公園創生期の特徴を残しており、設計は日本国内初の職業的公園設計家であった長岡安平が手掛けている[4]。水天宮まで一直線の道路で結ばれており、景観の統合を図っている[4]。春になると約1,000本のサクラ、約7,000本のツツジを見ることができるほか[5]、クリやシラカバなど50種類4,300本が生育している[5]。
歴史
[編集]- 1888年(明治21年):運動場開設[6]。
- 1893年(明治26年):櫛形山と呼ばれていた丘を活用した共同遊園地開園[5]。
- 1900年(明治33年):小樽公園(花園公園)開設[4]。
- 1911年(明治44年):小樽区公会堂(現在の小樽市公会堂)竣工[5]。
- 1916年(大正 5年):区立小樽図書館(現在の市立小樽図書館)開館[7][8]。
- 1924年(大正13年):市民らの寄付により顕誠塔建立[4]。
- 1928年(昭和 3年):庭球場開設[6]。
- 1936年(昭和11年):昭和天皇の北海道巡幸。公会堂に天皇が行幸[9]。
- 1941年(昭和16年):弓道場開設[6]。
- 1948年(昭和23年):小樽桜ヶ丘球場開設[6]。
- 1960年(昭和35年):小樽市公会堂が現在地に移築[5]。
- 1961年(昭和36年):旧岡崎家能舞台(小樽市能楽堂)が現在地に移築[5]。
- 1963年(昭和38年):小樽市民会館開館。
- 1970年(昭和45年):小樽公園こどもの国開園[5]。
- 1974年(昭和49年):小樽市総合体育館開館[10]。
- 1985年(昭和60年):小樽市公会堂・能楽堂が「小樽市指定歴史的建造物」になる[5]。
- 2006年(平成18年):小樽公園こどもの国閉園[5][11]。
- 2008年(平成20年):こどもの国ゾーン開設[12][13]。
- 2010年(平成22年):小樽公園が「北の造園遺産」選定[4]。
施設
[編集]小樽市公会堂・能楽堂
→「旧岡崎家能舞台」も参照
小樽ビル管理・大幸総業グループ管理[14][15]。小樽市公会堂は、後に大正天皇となった皇太子の行啓に際して宿泊施設として藤山藤吉が寄付、加藤忠五郎が施工した[5]。当初は市民会館の地にあったが、市民会館建設時に移築した[5]。小樽市能楽堂(旧岡崎家能舞台)は、1926年(大正15年)に岡崎謙が小樽市入船町に建築した[5]。岡崎の死後に建物は市に寄贈され、1961年(昭和36年)に小樽市公会堂に隣接する形で移築した[5]。
- 大ホール
- 展示室、1号室、2号室、3号室
- 和室(桐、杉、松、竹、梅)、茶室
- 能楽堂、樺
- 事務所、楽屋、控室、台所、電気室、トイレ
市立小樽図書館
- 開館時間:9:30 - 19:00(火曜日〜金曜日)、9:30 - 17:00(土・日曜日、祝日)[16]
- 休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の時は開館)、毎月最終金曜日、年末年始(12月29日〜1月3日)、特別整理休館日(6月中の6日間)[16]
- 1階:閲覧室、軽読書コーナー、書架、児童室、プレイコーナー、お話しコーナー、事務室など
- 2階:学習室、会議室、郷土資料室、視聴覚室・集会室、教材室・作業室、休憩コーナーなど
小樽市民会館
→詳細は「小樽市民会館」を参照
小樽市総合体育館
→詳細は「小樽市総合体育館」を参照
小樽桜ヶ丘球場
→詳細は「小樽桜ヶ丘球場」を参照
小樽公園運動場
- 敷地面積18,500 m²
- グラウンド面積14,751.5 m²
- バックネット2基、全体盲暗渠、表層三和土、夜間照明(1基当り19灯×4基)
小樽公園弓道場
- 敷地面積1,996 m²
- 管理棟及び射場269.86 m²、安土35.19 m²
- 設備(射場、事務所、会議室、役員席、トイレ)
小樽公園庭球場
- 敷地面積2,716 m²
- コート3面(夜間照明有)
- 管理ハウス106.92 m²(会議室、更衣室、トイレ)
こどもの国ゾーン
- 多目的広場
- 野外学級施設
- シェルター
- くろふねつつじの小径
- 迷路
- 大地の遊びの回廊
- 空の遊びの回廊
- ターザンロープ
- 積木コンビネーション遊具
- 親子ブランコ
- 大型波状滑り台
- 砂場
- ベビーカーサークル
-
小樽市公会堂(2017年8月)
-
小樽市能楽堂(2011年8月)
-
小樽市民会館(2011年11月)
-
小樽市総合体育館(2013年9月)
碑
[編集]脚注
[編集]- ^ “施設名称対訳表(英語)” (PDF). 小樽市. 2016年5月22日閲覧。
- ^ a b “都市計画施設(公園一覧表)”. 小樽市. 2016年5月21日閲覧。
- ^ “都市計画公園 個別一覧表” (PDF). 北海道. p. 20 (2012年3月31日). 2016年5月22日閲覧。
- ^ a b c d e f “小樽公園” (PDF). 日本造園学会北海道支部. 2016年5月12日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 小樽公園・旧小樽区公会堂・旧岡崎家能舞台 2009.
- ^ a b c d 小樽市の教育 2015, p. 61.
- ^ “市立小樽図書館のあゆみ” (PDF). 平成27年版 図書館要覧. 市立小樽図書館. p. 1. 2016年5月22日閲覧。
- ^ 小樽市の教育 2015, pp. 47–48.
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、79頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
- ^ 小樽市の教育 2015, pp. 56–58.
- ^ “小樽公園こどもの国の最終日!無料開放で盛況に!”. 小樽ジャーナル. 小樽ジャーナル社 (2006年10月9日). 2016年5月22日閲覧。
- ^ 小樽公園再整備の概要.
- ^ “財政難で工事中断 小樽公園整備事業”. 小樽ジャーナル. 小樽ジャーナル社 (2008年8月28日). 2016年5月22日閲覧。
- ^ “小樽市公会堂”. 2016年5月22日閲覧。
- ^ “市民会館・公会堂・市民センター”. 小樽市. 2016年5月20日閲覧。
- ^ a b “としょかんからのごあんない”. 小樽市. 2016年5月22日閲覧。
- ^ “石川啄木歌碑”. 小樽ジャーナル. 小樽ジャーナル社. 2016年5月22日閲覧。
- ^ “戸塚新太郎歌碑”. 小樽ジャーナル. 小樽ジャーナル社. 2016年5月22日閲覧。
参考資料
[編集]- “小樽公園・旧小樽区公会堂・旧岡崎家能舞台”. 北海道ファンマガジン (2009年4月14日). 2016年5月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月1日閲覧。
- “小樽公園再整備の概要”. 小樽市. 2016年5月22日閲覧。
- “小樽市の教育 平成27年度” (PDF). 小樽市教育委員会 (2015年). 2016年5月22日閲覧。