小田保
種類 | 特例有限会社 |
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本社所在地 |
日本 〒135-0061 東京都江東区豊洲6丁目5番1号 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 4010002018127 |
外部リンク | https://odayasu.net/ |
小田保(おだやす)は、有限会社小田保が運営する東京都の豚カツ・フライ専門店である。
概要
[編集]築地市場が開場した1935年(昭和10年)に築地場内市場にて営業を始めた老舗で[1]、同店は「歴史を今も伝える老舗」であると主張している[2]。「小田保」という店名は、築地の旧名である小田原町に創業者の名前を足して命名した[3]。築地市場内の店舗は魚がし横丁にあった[4]。築地市場が豊洲市場へと移転したのを機に、豊洲市場で最多の飲食店がひしめく6街区の水産仲卸売場棟に豊洲店を構えた[5]ほか、「小田保の味」を築地に残すために築地場外市場の生鮮市場「築地魚河岸」に2号店を出店している[1]。
元々は豚カツ店だが、フライ定食の店として紹介されることもある[6]。和洋を問わず[7]市場で仕入れた魚介類のフライや一品料理なども多数扱っており、メニューは豊富である[8]。特に市場の新鮮な魚介類をフライにした料理が売りであり[5]、いわゆるガッツリ系の「市場飯」と呼ばれている[8]。店側は、アジフライ、エビフライ、豚カツ、から揚げを人気メニューとしているが[9]、朝日新聞はカニコロッケを看板メニューとし[4]、グルメ情報誌のdancyuが企画してBSフジで放送される番組『日本一ふつうで美味しい植野食堂 by dancyu』の第23回では小田保のカツ煮が特集され[10]、グルメメディアの東京メインディッシュではふぐカツ丼やカキ・ホタテのフライとソテーが盛られた牡蠣ミックス・ホタテミックスが名物[7]として紹介されるなど、メディアには様々なメニューが取り上げられている。このうち、牡蠣ミックスは冬季限定メニューである[11]。
カツやフライを専門としているだけに、揚げ物の技術に定評がある[11]。地元の人々から海外の観光客まで広く支持されており、13時半のラストオーダーまで途切れなく行列ができることで知られる[6]。また、プロ野球選手の松井秀喜が愛した店としても著名である[11]。
脚注
[編集]- ^ a b “築地の「小田保 魚河岸店」が夜も営業 居酒屋風メニュー提供”. 銀座経済新聞 (2017年10月4日). 2021年7月12日閲覧。
- ^ “昭和の歴史を今も伝える老舗『築地とんかつ小田保』”. 小田保. 2021年7月12日閲覧。
- ^ 「街を食べつくす 築地・魚河岸の朝ご飯」『週刊文春』第41巻第15号、1999年4月15日、4頁。
- ^ a b “魚がし横丁・小田保”. 朝日新聞 (2007年6月13日). 2021年7月12日閲覧。
- ^ a b 「小田保」『東京大衆食堂100』ぴあ、2016年9月28日、43頁。
- ^ a b “極めて珍しい「ふぐカツ丼」を築地市場の老舗で堪能する / 小田保”. 東京メインディッシュ (2015年7月21日). 2021年7月12日閲覧。
- ^ a b “マグロのせり見学から、ツウも喜ぶ絶品グルメまで! ディープに楽しむ「豊洲市場」ガイド”. テレビ東京 (2019年10月25日). 2021年7月12日閲覧。
- ^ “こだわり”. 小田保. 2021年7月12日閲覧。
- ^ “日本一ふつうで美味しい植野食堂 小田保”. BSフジ. 2021年7月12日閲覧。
- ^ a b c “この冬だけしか味わえない!? あのゴジラ松井も愛した築地の名店「小田保」の牡蠣ミックス定食”. goo ニュース (2015年11月8日). 2021年7月12日閲覧。