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小田保

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
有限会社小田保
種類 特例有限会社
本社所在地 日本の旗 日本
135-0061
東京都江東区豊洲6丁目5番1号
業種 小売業
法人番号 4010002018127 ウィキデータを編集
外部リンク https://odayasu.net/
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小田保(おだやす)は、有限会社小田保が運営する東京都豚カツフライ専門店である。

概要

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築地市場が開場した1935年昭和10年)に築地場内市場にて営業を始めた老舗で[1]、同店は「歴史を今も伝える老舗」であると主張している[2]。「小田保」という店名は、築地の旧名である小田原町に創業者の名前を足して命名した[3]。築地市場内の店舗は魚がし横丁にあった[4]。築地市場が豊洲市場へと移転したのを機に、豊洲市場で最多の飲食店がひしめく6街区の水産仲卸売場棟に豊洲店を構えた[5]ほか、「小田保の味」を築地に残すために築地場外市場の生鮮市場「築地魚河岸」に2号店を出店している[1]

元々は豚カツ店だが、フライ定食の店として紹介されることもある[6]。和洋を問わず[7]市場で仕入れた魚介類のフライや一品料理なども多数扱っており、メニューは豊富である[8]。特に市場の新鮮な魚介類をフライにした料理が売りであり[5]、いわゆるガッツリ系の「市場飯」と呼ばれている[8]。店側は、アジフライエビフライ豚カツから揚げを人気メニューとしているが[9]朝日新聞カニコロッケを看板メニューとし[4]、グルメ情報誌のdancyuが企画してBSフジで放送される番組『日本一ふつうで美味しい植野食堂 by dancyu』の第23回では小田保のカツ煮が特集され[10]、グルメメディアの東京メインディッシュではふぐカツ丼カキホタテフライソテーが盛られた牡蠣ミックス・ホタテミックスが名物[7]として紹介されるなど、メディアには様々なメニューが取り上げられている。このうち、牡蠣ミックスは冬季限定メニューである[11]

カツやフライを専門としているだけに、揚げ物の技術に定評がある[11]。地元の人々から海外の観光客まで広く支持されており、13時半のラストオーダーまで途切れなく行列ができることで知られる[6]。また、プロ野球選手の松井秀喜が愛した店としても著名である[11]

脚注

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  1. ^ a b 築地の「小田保 魚河岸店」が夜も営業 居酒屋風メニュー提供”. 銀座経済新聞 (2017年10月4日). 2021年7月12日閲覧。
  2. ^ 昭和の歴史を今も伝える老舗『築地とんかつ小田保』”. 小田保. 2021年7月12日閲覧。
  3. ^ 「街を食べつくす 築地・魚河岸の朝ご飯」『週刊文春』第41巻第15号、1999年4月15日、4頁。 
  4. ^ a b 魚がし横丁・小田保”. 朝日新聞 (2007年6月13日). 2021年7月12日閲覧。
  5. ^ a b 豊洲市場で定食を食す! カキをはじめとする絶品フライが満喫できる名店”. マイナビニュース (2018年11月18日). 2021年7月12日閲覧。
  6. ^ a b 「小田保」『東京大衆食堂100』ぴあ、2016年9月28日、43頁。 
  7. ^ a b 極めて珍しい「ふぐカツ丼」を築地市場の老舗で堪能する / 小田保”. 東京メインディッシュ (2015年7月21日). 2021年7月12日閲覧。
  8. ^ a b マグロのせり見学から、ツウも喜ぶ絶品グルメまで! ディープに楽しむ「豊洲市場」ガイド”. テレビ東京 (2019年10月25日). 2021年7月12日閲覧。
  9. ^ こだわり”. 小田保. 2021年7月12日閲覧。
  10. ^ 日本一ふつうで美味しい植野食堂 小田保”. BSフジ. 2021年7月12日閲覧。
  11. ^ a b c この冬だけしか味わえない!? あのゴジラ松井も愛した築地の名店「小田保」の牡蠣ミックス定食”. goo ニュース (2015年11月8日). 2021年7月12日閲覧。

外部リンク

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