小町谷操三
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人物情報 | |
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生誕 | 1893年1月1日 |
死没 | 1979年1月5日(86歳没) |
国籍 | 日本 |
出身校 | 東京帝国大学 |
学問 | |
研究分野 | 海商法 |
研究機関 |
東北帝国大学 東北大学 法政大学 愛知学院大学 |
学位 | 法学博士(東京帝国大学) |
称号 | 東北大学名誉教授 |
小町谷 操三(こまちや そうぞう、1893年1月1日 - 1979年1月5日)は日本の商法学者。専門は海商法。学位は法学博士(東京帝国大学)。東北大学名誉教授。
来歴
[編集]長野県出身。旧制第二高等学校を経て、1917年東京帝国大学法科卒業。東京地方裁判所判事を経て欧米各国に留学し帰国。1924年東北帝国大学教授。1929年法学博士(東京帝国大学)[1]。戦後は東北大学教授、1956年まで務め名誉教授。退官後は法政大学、次いで愛知学院大学で教授を務める[2]。戦前に旧法制審議会幹事、戦後に法制審議会商法部会委員を務めた。1950年日本学士院会員選出。
二高時代には阿波研造の下で弓道を嗜み、東北帝大教授時代には、『弓と禅』で知られるオイゲン・ヘリゲルと阿波の通訳を務めた[3]。1970年1月7日には、講書始の儀に招かれ「共同海損制度の基本観念」を講義した[4]。墓所は多磨霊園。
栄典
[編集]主な著作
[編集]- 『貨幣価値の変動と契約』有斐閣、1925年
- 『海商法研究』全8巻、有斐閣、1931-74年、成山堂書店、1984年
- 『海事条約の研究』(海商法研究;第7巻)損害保険事業研究所、1969年
- 『保険法の諸問題』(海商法研究;第8巻)有斐閣、1974年
- 『統一船荷証券法論』岩波書店、1932年
- 『統一船荷証券法論(及び国際海上物品運送法注釈)』勁草書房、1958年
- 『海商法要義』上巻、中巻(第1-2)、下巻(第1-9)、岩波書店、1932-68年
- 『商行為法論』有斐閣、1943年
- 『商法講義』全4巻、有斐閣、1944-45年
- 『海上売買法論:シフ売買その他』岩波書店、1949年
- 『判例商法』全3巻、勁草書房、1952-55年
- 『運送法の理論と実際』勁草書房、1953年
- 『海商法』上下巻、窪田宏共著、青林書院(現代法学全書)1959-60年
- 『イギリス会社法概説』有斐閣、1962年
脚注
[編集]- ^ NAID 500000486778
- ^ 小町谷操三先生年譜、p.504
- ^ 近世東海道の宿駅文化 : 遠江日置流印西派結社の展開 岩崎鐵志 (静岡県立大学, 1999-03-10) 静岡県立大学短期大学部研究紀要. 1998年度(12-1),p.10
- ^ 村川東大名誉教授ら三氏がご進講 講書始の儀『朝日新聞』1970年(昭和45年)1月7日夕刊 3版 9面
- ^ 『官報』第3957号、1940年(昭和15年)3月16日、p.570
- ^ 『官報』号外第48号、1966年(昭和41年)4月30日、p.2
- ^ 『官報』第15606号、1979年(昭和54年)1月26日、p.14
参考文献
[編集]- 「小町谷操三先生年譜・著作論文目録」『商法学論集:小町谷先生古稀記念』有斐閣、1964年、503-520頁。
- 『昭和物故人名録 昭和元年〜54年』日外アソシエーツ、1983年
- 『日本人名大辞典』講談社、2001年