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小行政区画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

小行政区画(しょうぎょうせいくかく、英語: minor civil division、MCD)は、アメリカ合衆国国勢調査局において、行政区タウンシップ英語版管区英語版のようなの下位行政区画に使われる用語。2010年現在、29の州とワシントンD.C.に存在する。ニューヨーク州及びニューイングランドにおいてMCDは町(town)と呼称されている。

1990年には、コネチカット州イリノイ州インディアナ州カンザス州メイン州マサチューセッツ州ミシガン州ミネソタ州ミズーリ州ネブラスカ州ニューハンプシャー州ニュージャージー州、ニューヨーク州、ノースダコタ州オハイオ州ペンシルバニア州ロードアイランド州サウスダコタ州バーモント州ウィスコンシン州の20州に地理的行政区画として置かれていた。多くのMCDは町やタウンシップという名称で設置されている。設置される政府の形態は機能していないものから限定されたもの、非居住地域まで存在する。MCDは法人化されていないため、MCDの権能が強いミシガン、ニューイングランド、ニュージャージー、ニューヨーク、ペンシルバニアではしばしば混乱が生じている。

MCDが存在しない州は、南部や西部に集中しており、統計局は統計郡区画英語版(CCD)を設定している。MCDを設定している州においては、MCDに含まれていない地域がある場合、非自治的領域英語版という、MCDと統計上同等に扱われる新たな区画を設定する。2008年にテネシー州がCCDをMCDに転換したため、2010年現在、29州にMCDが存在する[1]

脚註

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  1. ^ U.S. Census Bureau, Geography Division (February 2011). “Geographic Terms and Concepts – County Subdivision”. United States Census Bureau. July 10, 2012閲覧。

参考文献

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