少年ドールズ
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『少年ドールズ』(しょうねんドールズ)は、響ワタルによる日本の漫画作品。当初は『月刊LaLa』(白泉社)に掲載されていたが、後に『LaLa DX』(白泉社)に移行、2011年9月号まで連載された。単行本は全4巻まで刊行された。
あらすじ
[編集]江藤家は、室町時代から続く“人形師”の一族。人形の声を聞きその魂を救う事を生業としてきた。 そして天才人形師・江藤蝶七郎によって作られた“人形(ドール)”は、人形師が“親愛の接吻(証)”を与えることにより、夜の間だけ人間の姿になれる。女子高生の現当主・江藤あげはは、“人形(ドール)”を従え今日も魂の浄化を行う。
登場人物
[編集]- 江藤 あげは(えとう あげは)
- この作品の主人公。人形の声を聞き、人形の魂を浄化する事を生業としている江藤家の現当主。“形代”は“あげは蝶”の形をしている。江藤家の守り神として作られた2体の人形(ドール)、レオと雪を従えている。
- いつもドールを持ち歩いたり人形と話している(周りの人には人形の声は聞こえない)ので、人形の友達はいるが人間の友達がいない。人形師としてまだ半人前だが、いつも人形の声に耳を傾け、傷ついた人形達の魂を救おうと奔走している。
- 幼い頃に両親を亡くしたことと、雪が行方不明だったため、レオが親代わりだった。
- レオナルド=アンヘル=シルバーアイ
- 通称レオ。江藤家の守り神であるドールの内の1体で、あげはの親愛の接吻(証)により夜の間だけ人間の姿になれると特別な人形。「銀眼の黒獅子」と呼ばれる。
- 人形の浄化時の形代は日本刀のような形をしている。普段はあげはのことをけなしているが、誰よりもあげはのことを認めているし、誰かに取られそうになるとものすごく嫌がる。どんなときでもあげはを甘やかすような事は言わない。一人称は「俺様」。
- 雪乃介(ゆきのすけ)
- 通称雪。レオと同じく、江藤家の守り神である特別な人形。「白牡丹の貴公子」と呼ばれ、中性的な容姿を持つ和風人形。長い間行方不明になっていたが、あげはとレオが見つけて今に至る。
- 人形の浄化時の形代は鞭のような形をしている。あげはに対しては過剰なほど心配性で、レオとは対照的な性格をしている。一人称は「私」。
書誌情報
[編集]- 響ワタル 『少年ドールズ』 白泉社〈花とゆめコミックス〉 全4巻
- 2009年4月3日発売 ISBN 978-4-592-18681-6
- 2010年2月5日発売 ISBN 978-4-592-18682-3
- 2010年11月5日発売 ISBN 978-4-592-19153-7
- 2011年11月4日発売 ISBN 978-4-592-19154-4