山の神古墳 (福山市)
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山の神古墳 | |
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遠景 | |
所在地 | 広島県福山市駅家町大字法成寺 |
位置 | 北緯34度33分28.65秒 東経133度19分26.48秒 / 北緯34.5579583度 東経133.3240222度座標: 北緯34度33分28.65秒 東経133度19分26.48秒 / 北緯34.5579583度 東経133.3240222度 |
形状 | 円墳(前方後円墳?) |
規模 |
直径12m 高さ4m |
埋葬施設 | 横穴式石室 |
出土品 | 金銅製丸玉・農工具・馬具・須恵器・土師器 |
築造時期 | 6世紀中葉 |
史跡 | 広島県指定史跡「山の神古墳」 |
地図 |
山の神古墳(やまのかみこふん)は、広島県福山市駅家町(えきやちょう)法成寺(ほうじょうじ)にある古墳。形状は円墳(一説に前方後円墳)。広島県指定史跡に指定されている。
概要
[編集]広島県東部、神辺平野北縁の丘陵先端部に築造された古墳である。現在は墳丘が大きく崩れている[1]。
墳形は円形(一説に前方後円形)で、直径12メートル・高さ4メートルを測る[2][注 1]。埋葬施設は片袖式の横穴式石室で、南方向に開口する[2]。平面形が方形かつ天井部が高く、古式の石室として注目される。石室内からは副葬品として、金銅製丸玉・金銅製馬具・須恵器・土師器などが出土している[1][2][3]。築造時期は古墳時代後期の6世紀中葉頃と推定される[3][4]。
古墳域は1948年(昭和23年)に広島県指定史跡に指定されている[4]。
埋葬施設
[編集]埋葬施設としては片袖式横穴式石室が構築されている。石室の規模は次の通り[1][4][2]。
- 石室全長:6.35メートル
- 玄室:長さ4.1メートル、幅2.9メートル、高さ3.3メートル
- 羨道:長さ2.25メートル、幅1.26メートル、高さ1.25メートル
石室は側壁を持ち送り、天井部(天井石2枚)をアーチ状に形成する[3][4][2]。
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玄室(奥壁方向)
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玄室(開口部方向)
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羨道(開口部方向)
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羨道(玄室方向)
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開口部
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墳丘
出土品
[編集]石室内から出土した副葬品は次の通り[4]。
文化財
[編集]広島県指定文化財
[編集]- 史跡
- 山の神古墳 - 1948年(昭和23年)9月17日指定、1949年(昭和24年)8月2日に指定名称変更[4]。
脚注
[編集]注釈
出典
参考文献
[編集]- 史跡説明板(福山市教育委員会設置)
- 小都隆「山の神古墳」『日本古墳大辞典』東京堂出版、1989年。ISBN 4490102607。