山下英次
山下 英次(やました えいじ、1947年〈昭和22年〉- )は、日本の経済学者[1]。経済学博士(大阪市立大学)。大阪市立大学名誉教授[2]。アパ日本再興財団懸賞論文・最優秀賞受賞者[1]。国際歴史論戦研究所(IRICH)創設者兼所長。「不当な日本批判をただす学者の会(AACGCJ)」共同創設者兼専務理事[3]。
来歴
[編集]昭和22年(1947年)、東京府に生まれる。昭和45年(1970年)3月、慶應義塾大学経済学部を卒業[4][5]。東京銀行勤務を経て[4][5]、昭和63年(1988年)、大阪市立大学に奉職[4]。同大学経済学部助教授、同大学大学院経済学研究科教授を歴任した[5]。平成23年(2011年)3月、大阪市立大学を定年退官[4]。
その後、欧州大学院(EUI)ロベール・シューマン高等研究所研究員(RSCAS)客員教授を務める傍ら、自由社の中学歴史教科書を共同執筆[1]。国際歴史論戦研究所(IRICH)を創設し所長として活動[1]。また、公益財団法人国際通貨研究所(IIMA)客員研究員を務める。歴史学と経済学に精通し「不当な日本批判を正す学者の会(AACGCJ:Academics' Alliance for Correcting Groundless Criticisms of Japan)」を共同創設しその専務理事となる。育鵬社の高校歴史教科書の執筆を手掛け、共同監修を行っている[1]。
アパ懸賞論文
[編集]アパ日本再興財団の主催による「真の近現代史観」の懸賞論文へは計8回入賞し、これは令和5年(2023年)時点で、応募者の中で最多入賞に数えられる。令和3年(2021年)に募集された、第14回「真の近現代史観」では最優秀「藤 誠志」賞を受賞した[1]。
著書
[編集]- 『ヨーロッパ通貨統合―その成り立ちとアジアへのレッスン』山下英次著、勁草書房、平成14年(2002年)
- 『東アジア共同体を考える―ヨーロッパに学ぶ地域統合の可能性』山下英次編、ミネルヴァ書房、平成22年(2010年)
- 『国際通貨システムの体制転換 -変動相場制批判再論-』山下英次著、東洋経済新報社、平成22年(2010年)
- 『日本よ歴とした独立国となれ!』山下英次著、ハート出版、令和5年(2023年)
補註
[編集]- ^ a b c d e f 『日本よ歴とした独立国となれ!』山下英次著、ハート出版、令和5年(2023年)
- ^ “メディア掲載情報 2018年度(大阪市立大学)”. osaka-cu.ac.jp. 2021年10月28日閲覧。
- ^ “メンバー – 不当な日本批判を正す学者の会”. 2020年10月2日閲覧。
- ^ a b c d “脇村孝平 (2011)「長沼進一・山下英次両教授退任記念号に寄せて」『経済学雑誌』112巻3号i-iiページ”. dlisv03.media.osaka-cu.ac.jp. 2021年10月28日閲覧。
- ^ a b c “『東アジア共同体を考える―ヨーロッパに学ぶ地域統合の可能性』著者等紹介”. www.kinokuniya.co.jp. 2021年10月28日閲覧。