山中玲子
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山中 玲子(やまなか れいこ、1957年 - )は、日本の能楽研究者、野上記念法政大学能楽研究所長・文学部教授。
略歴
[編集]1957年、東京都に生まれる[1]。1980年に東京大学文学部国文科を卒業し、1986年に同大学院博士課程単位取得満期退学[1]。河合塾での古文の講師を経て、1991年に東京大学留学生センター専任講師[1]、1993年に同助教授[1]。1998年に野上記念法政大学能楽研究所助教授、2001年に教授に就任する。2000年に『能の演出 その形成と変容』で東京大学博士(文学)[1]。
2011年から野上記念法政大学能楽研究所長に就任[1]。従来型の文献研究に加え、コンピュータを用いた舞の3D合成や謡の音響処理分析、漫画やアニメなどを用いた伝統文化教育など、能楽の新たな研究に取り組む[1]。あわせて『英語版能楽事典』の編集を手がける[1]。
著書
[編集]- 『能の演出 その形成と変容』若草書房、1998年
共編著・監修
[編集]- 岩波講座『能・狂言』別巻「能楽図説」(共著)岩波書店、1992年
- 『能楽囃子方五十年 亀井忠雄聞き書き』土屋恵一郎と聞き手 岩波書店、2003年
- 『能を面白く見せる工夫 小書演出の歴史と諸相』横道萬里雄,松本雍共著 檜書店 ひのき能楽ライブラリー 2009
- 『世阿弥のことば一〇〇選』監修 檜書店 2013
- 『人生をひもとく日本の古典』全6巻 久保田淳,佐伯真一,鈴木健一,高田祐彦,鉄野昌弘共編著 岩波書店 2013