山口年臣
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山口 年臣(やまぐち としおみ、1911年 2月4日 - 1986年6月14日)は、日本のフランス文学者、翻訳家。
人物
[編集]愛知県出身。慶応義塾予科を中退して文化学院に入り卒業。編集者を経てフランス文学の翻訳家となる。野口冨士男の友人[1]。
翻訳
[編集]- 『死よりも強し』(モーパッサン、角川文庫) 1951
- 『ナナ』(ゾラ、角川文庫) 1952、のち改題『女優ナナ』
- 『クォ・ヴァディス』(シエンキェヴィッチ、三笠書房) 1953
- 『ボヴァリー夫人 地方の風俗』(フロベール、三笠文庫) 1953 - 1954
- 『仮装舞踏会』(アンドレ・モロワ、三笠書房) 1954
- 『祝婚歌』(シヤルドンヌ、角川文庫) 1954
- 『小間使の日記』(ミルボー、角川文庫) 1956
- 『春のゆくえ』(シュザンヌ・ペロー、三笠書房、若草文庫 ポケットサイズ) 1956
- 『金髪のナルシス』(マルドリュース、三笠書房、若草文庫 ポケットサイズ) 1957
- 『失われしもの』(フランソワーズ・ファベール、弥生書房) 1957
- 『パリのクリスティーナ』(カルメン・デ・イカーサ、秋元書房) 1958
- 『禁断の愛』(ゾラ、角川文庫) 1959
- 『魔術の手 心霊・催眠術から占いまで解明』(イスマ・ヴイスコ、ペルジュロン師共訳、東京信友社) 1962
- 『神秘術とは何か 催眠術から占いまで』(イスマ・ヴィスコ、潮文社) 1963
- 『抵抗の街』(ピエール・ノール、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1965
- 『友情論・恋愛論』(アベル・ボナール、旺文社文庫) 1968
- 『孤独な散歩者の夢想』(ルソー、旺文社文庫) 1969
- 『純愛(ウジェニー・グランデ)』(バルザック、旺文社文庫) 1971
- 『ヘッドライト』(セルジュ・グルッサール、谷長茂共訳、ハヤカワ文庫) 1972
脚注
[編集]- ^ 野口「他人の春」『少女』所収