山崎美成
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山崎 美成(やまざき よししげ、寛政8年(1796年) - 安政3年7月20日(1856年8月20日))は、江戸時代の随筆家、雑学者。北峰・好問堂などと号した[1][2]。
経歴
[編集]江戸下谷長者町の薬種商長崎屋の子。諱は美成、字は久卿、通称新兵衛、久作。号は好問堂、北峰。家業を継いだが学問に没頭し破産[3]。国学者・小山田与清に師事。文政3年(1820年)から随筆『海録』に着手。文政7年(1824年)、曲亭馬琴らの耽奇会、翌年から同じく兎園会に参加し中心人物となる。
柳亭種彦、屋代弘賢、中村仏庵ら考証収集家と交わり流行の江戸風俗考証をおこなう。晩年は営利目的のいわば企画もの編著が増えた。
著作
[編集]- 『赤穂義士一夕話』近代デジタルライブラリー:[1]
- 『忠臣蔵の男たち 現代語訳『赤穂義士伝一夕話』』長谷圭剛編訳 展望社 1999
- 「无名翁随筆」「新吉原略記」『燕石十種』
- 「博戯犀照」『続燕石十種』国書刊行会
- 『海録 江戸考証百科』ゆまに書房 1999
- 『隠語』『隠語辞典集成』大空社、1997
- 「世事百談」『日本随筆大成』吉川弘文館
- 「三養雑記」『日本随筆大成第二期』吉川弘文館
- 「麓の花」同第三期
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 朝日日本歴史人物事典(ロバート・キャンベル):[2]
- 飯沼三和子「山崎美成の書誌学 序説」『学苑』1996
- 飯沼三和子「山崎美成--『国書総目録』・『古典籍総合目録』による著作年譜のこころみ」『私立大学図書館協会会報』1996年6月