山本宏子
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山本 宏子(やまもと ひろこ、1953年 - )は、日本の音楽教育学者、民族音楽学者、岡山大学教授。アジアを中心としたユーラシアの太鼓文化の比較研究に従事。小泉文夫、山口修に師事。フィールドは、中国福建省・青海省、インドネシア・バリ、南インド、チベット、ブータン、アイルランド、ドイツ、ポーランド、トルコほか、日本各地。
来歴
[編集]神奈川県生まれ。武蔵野音楽大学音楽学部 音楽学学科卒業。同大学院音楽学専攻修了。芸術学修士(武蔵野音楽大学)、博士(文学、大阪大学、論博)。東京国立文化財研究所芸能部調査員、文化庁文化財部伝統文化課調査員、京都文教大学、慶應義塾大学、早稲田大学などの非常勤講師をへて、2003年から岡山大学教育学部教授。2004年より兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科教授を併任。2014年よりくらしき作陽大学非常勤講師。2015年より筝曲アカデミー岡山会長。2019年より岡山大学名誉教授。
著書
[編集]共著
[編集]- 『諸民族の音―小泉文夫先生追悼論文集』 音楽之友社 1986
- International Symposium on the Conservation and Restoration of Cultural Property; Masked Performance in Asia. 東京国立文化財研究所 1987
- 『日本民謡大観(奄美・沖縄)八重山諸島編』 日本放送協会 1989
- 『女性と音楽(民族音楽叢書2)』 東京書籍 1990
- 『日本民謡大観(奄美・沖縄)宮古諸島編』 日本放送協会 1990
- 『ウチナー・ポップ』 東京書籍 1992
- 『伝統民俗文化の継承と支援―日本文化の創造と地域の創造』 ぴぁ総合研究所 1993
- 『泉州目連傀儡に基づく日中文化の諸相』 東京国立文化財研究所芸能部 1997
- 『中日音楽比較研究論文集』 中国、天津社会科学出版社 1998
- 星野紘・野村伸一編『歌・踊り・祈りのアジア』勉誠出版 2000
- 『事典 世界音楽の本』 岩波書店 2007
- 『祭・芸能・行事大辞典』 朝倉書店 2009
- 『「伝統と文化」に関する教育課程の編成と授業実践』「音楽科における日本音楽についてのコミュニケーション能力の育成 」を担当 風間書房 2012
- 山本宏子編『楽器をうたおうー唱歌で学ぶ演奏入門』岡山大学出版会 2017
その他
[編集]・「小倉祇園祭の祇園太鼓の芸態」pp.10-29、「江戸時代の御神幸行列からみた太鼓」pp.158-178、「明治以降の小倉祇園太鼓の芸態」pp.179-184、『小倉祇園太鼓』(2018、北九州市文化財調査報告書 第158集)北九州市教育委員会
受賞など
[編集]1976年、武蔵野音楽大学福井直秋記念奨学生
1977年、武蔵野音楽大学福井直秋記念奨学生
2003年、両備檉園記念財団 文化芸術教育研究部門 表彰