山本薬師堂
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山本薬師堂 | |
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山本薬師堂 正面 | |
所在地 | 兵庫県丹波市山南町山本628番地 |
山号 | 野瀨倉山 |
院号 |
佛光寺藥師如來堂 (仏光寺薬師如来堂) |
中興年 | 1395年(応永2年) |
正式名 | 野瀨倉山佛光寺 藥師如來堂 |
別称 | 山本の薬師堂 |
山本薬師堂(やまもとやくしどう)は、兵庫県丹波市山南町山本[1]にある薬師堂[2][3]。
概要
[編集]正方形に近い茅葺屋根を持つ堂で、創建は不明であるが、1683年(天和3年)の棟札から、1395年(応永2年)に中興し、1557年(弘治3年)に大修理があり、1653年(承応2年)及び1683年にも修理されたと推定されている。棟札には、「野瀬倉山仏光寺薬師如来堂」と記され、槙山六ヶ村中(現・槙山[4]五ヶ部落)を施主とする旨が記されている[2][3]。
建物は、仏壇廻りの一部が円柱であるのを除き、大面取りの方柱で、組物には舟肘木が使用され、間の柱にはこれを欠く。桁行5間、梁間4間の寄棟造、茅葺で南に面し建つ[3]。
建物の西北隅の柱には、兵乱の際に明智軍が付けた刀傷と伝えられてる跡が残る[2]。
1974年、兵庫県指定文化財に指定される[2]。1988年(昭和63年)1月に半解体修理が開始され、1989年(平成元年)3月に完了した[3]。
ギャラリー
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薬師堂正面と石灯籠。
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薬師堂茅葺屋根。
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横面より。
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薬師堂内部。
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穴のあけられた石が数多く吊るされる。