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山村房次

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

山村 房次(やまむら ふさじ、1908年1月29日 - 1986年1月7日)は、日本のロシア文学者、翻訳家。本名・花房森。

来歴

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香川県生まれ。1929年第一早稲田高等学院中退。

1935年ころから社会主義者としてソビエト・ロシア文学の翻訳、紹介を行う。戦後も社会主義者として活動。

著書

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  • 『ソヴェート文学ノオト』(九州評論社) 1948
  • ゴーリキイ』(日本民主主義文化連盟、文連文庫) 1949
  • 『ゴーリキー研究 第1 社会主義リアリズムの問題』(啓隆閣) 1969
  • レーニンと文学』(新日本選書) 1980.8

翻訳

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  • 『歴史文学論』(ゲォルグ・ルカチ三笠書房、文化と技術叢書) 1938
  • 『ロシヤ文学史』(ゴーリキー、五月書房) 1952、のち岩波文庫
  • 『歴史小説論』(ゲオルグ・ルカーチ、青木文庫) 1955
  • 『文学入門』(ゴーリキー、大月書店) 1956、のち青木文庫
  • 『パンのみによるにあらず』(V・ドゥヂーンツェフ、久野公共訳、大日本雄弁会講談社) 1957
  • 『若い仲間』(ボリス・アクショーノフ、弘文堂) 1964
  • 『壊滅・氾濫』(ア・ファジェーエフ蔵原惟人共訳、新日本出版社世界革命文学選) 1966
  • 『黒海の波』(ワレンチン・カターエフ、新日本出版社、世界新少年少女文学選) 1967
  • 『マルクス・レーニン主義美学の基礎』(ソ連科学アカデミー哲学研究所、芸術史研究所編、啓隆閣) 1968 - 1969
  • 『冬の峠 1920-22年のレーニン』(エ・ヤ・ドラプキナ、新日本新書) 1970
  • 『人類の教師』(ゴーリキー, イ・グルーズジェフ、明治図書出版) 1972
  • 『ゴーリキーの運命 その時代と文学』(ボリス・ビャーリク、新日本出版社) 1975
  • 『世界短編名作選 ロシア編』(草鹿外吉, 高橋勝之共編、新日本出版社) 1976

参考

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  • 『日本近代文学大事典』