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山村長太夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
丸に宝の字

山村 長太夫(やまむら ちょうだゆう)は、歌舞伎座元の名跡。少なくとも四代目は役者も兼ねた。屋号は不詳。定紋は丸に宝の字。

代々が江戸四座の一つ、江戸木挽町山村座の座元をつとめたが、五代目のときに江島生島事件で座元が伊豆大島遠島、山村座は廃座となった。

  • 初 代 山村長太夫
    • 生没年不詳。座元 – ? 。寛永19年(1642)木挽町四丁目に櫓をあげ山村座を創始。
    • 山村小兵衛 → 初代山村長太夫
  • 二代目 山村長太夫
    • 初代の子、あるいは養子、生没年不詳。座元 万治年間(1658–61頃)。
    • 山村長兵衛 → 二代目山村長太夫
  • 三代目 山村長太夫
    • 初代の甥で二代目の養子、生没年不詳。座元 1670頃– ? 。
    • 岡村七十郎 → 岡村五郎左衛門 → 三代目山村長太夫
  • 四代目 山村長太夫
    • 三代目の養子、生没年不詳。座元 延宝年間(1670年代後半)。役者も兼ねた。
    • ? → 四代目山村長太夫
  • 五代目 山村長太夫
    • 三代目の子、あるいは養子、1688– ? 。座元 1697–1714。正徳4年(1714)江島生島事件で罪に問われ伊豆大島へ遠島。寛保2年(1742)赦免となり江戸に帰る。
    • 山村七十郎 → 五代目山村長太夫