山田淳夫
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山田 淳夫(やまだ あつお)は、日本の化学者、工学博士。東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻教授。無機工業材料および蓄電デバイス関連化学を専門とする[1][2]。
経歴
[編集]- 1990年 筑波大学大学院工学研究科物理工学専攻(5年一貫制博士課程) 修士取得中途退学
- 1996年 筑波大学より博士(工学)の学位を取得(論文博士)
- 1990–2000年 ソニー株式会社中央研究所 研究員
- 1996–1997年 テキサス大学オースティン校 客員研究員
- 2000–2002年 ソニー株式会社フロンティアサイエンス研究所 研究室長
- 2005年 ボルドー第1大学招聘教授
- 2002–2009年 東京工業大学総合理工学研究科物質電子化学専攻 准教授
- 2009年– 東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻 教授(現職)
- 2012年– 京都大学元素戦略研究拠点 拠点教授を兼任
- 2016年– 京都大学元素戦略研究拠点 副拠点長を兼任
研究
[編集]リチウムイオン電池の研究で知られる。ソニー時代、2019年にノーベル化学賞を受賞したジョン・B・グッドイナフ教授とともに研究を行なっていた[5]。
受賞
[編集]- 2005 Invited Professorship, University of Bordeaux 1
- 2010 American Ceramic Society, Spriggs Phase Equilibria Award
- 2015 電気化学会論文賞
- 2016 ACS (American Chemical Society) Excellence in Review Award
- 2016 IBA (International Battery Association) Research Award
- 2016 電気化学会学術賞
- 2016 American Ceramic Society, Ross Coffin Purdy Award
- 2019 Clarivate Analytics, Highly Cited Researcher
- 2020 電気化学会フェロー[7]
- 2020 HPCI(High Performance Computing Infrastructure)利用研究課題優秀成果賞
脚注
[編集]- ^ “山田 淳夫”. 東京大学. 2020年4月15日閲覧。
- ^ “東大 EMP 講師プロフィール(第 22 期)山田淳夫”. 2020年4月15日閲覧。
- ^ “山田 淳夫氏、山田 裕貴氏:有機溶媒電解液にかわる水系のリチウムイオン伝導性液体発見 - 安価、安全、高性能なリチウムイオン電池実用化に道 | 著者インタビュー | Nature Energy | Nature Research”. www.natureasia.com. 2020年4月15日閲覧。
- ^ 化学システム工学科/専攻, 東京大学. “教員インタビュー 山田 淳夫 教授”. 東京大学化学システム工学科/専攻. 2020年6月7日閲覧。
- ^ “史上最高齢のノーベル賞、97歳教授は「アイデアの泉」:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2020年4月15日閲覧。
- ^ “山田 淳夫 | 東京大学 山田淳夫研究室/ Atsuo Yamada Lab, The University of Tokyo”. 2021年9月18日閲覧。
- ^ “電気化学会名誉フェロー・フェロー一覧”. 2021年9月18日閲覧。