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山藤馨

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
やまふじ かおる
山藤 馨
生誕 (1933-04-23) 1933年4月23日
日本の旗 日本 福岡県
死没 (2024-10-05) 2024年10月5日(91歳没)
国籍 日本の旗 日本
研究分野 計測工学
制御工学
研究機関 九州大学工学部
有明工業高等専門学校
福岡工業大学
出身校 九州大学理学部卒業
九州大学大学院理学研究科物理専攻博士課程修了
プロジェクト:人物伝
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山藤 馨(やまふじ かおる、1933年昭和8年〉4月23日[1] - 2024年令和6年〉10月5日[2])は、日本電子工学者。専門は計測工学制御工学超電導の権威。九州大学名誉教授、有明工業高等専門学校名誉教授。位階勲等は従三位瑞宝中綬章[3][4]

九州大学工学部長、第7代有明工業高等専門学校長、福岡工業大学学長、低温工学・超電導学会会長等を歴任した。

略歴

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1933年昭和8年)4月23日九州大学名誉教授山藤一雄の子息として福岡県に生まれる。

1952年(昭和27年)福岡県立修猷館高等学校を経て[5]、1956年(昭和31年)に九州大学理学部を卒業。1961年(昭和36年)九州大学大学院理学研究科物理専攻博士課程を修了[1]

九州大学工学部助手、助教授を経て、1973年(昭和48年)同教授に就任。1994年(平成6年)同工学部長に就任。1997年(平成9年)に退官し、九州大学名誉教授となる[1]

1997年(平成9年)4月より2002年(平成14年)3月まで、第7代有明工業高等専門学校長を務めた後、同年4月18日に有明工業高等専門学校名誉教授となる[1][6]

2004年(平成16年)10月、福岡工業大学学長に就任し[7]、2010年(平成22年)9月限りで退任した[8]

2008年(平成20年)春の叙勲で、瑞宝中綬章を受章した[4][9]

2024年令和6年)10月5日、死去[2]。91歳没。死没日付で、従三位に叙された[3]

脚注

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  1. ^ a b c d 『人事興信録第44版』(興信データ、2007年) ヤ-163頁
  2. ^ a b 「叙位叙勲」『読売新聞』2024年11月6日、福岡版、朝刊、22面。
  3. ^ a b 『官報』第1344号7頁 令和6年11月12日
  4. ^ a b 『官報』号外89号 平成20年4月30日
  5. ^ 『修猷館同窓会名簿 修猷館235年記念』(修猷館同窓会、2020年)同窓会員100頁
  6. ^ 沿革・組織”. 有明工業高等専門学校. 2024年11月13日閲覧。
  7. ^ 「福工大学長に山藤馨氏、就任へ」『毎日新聞』2004年9月28日、西部本社版、夕刊、6面。
  8. ^ 「福岡工大学長に下村氏」『読売新聞』2010年9月25日、福岡版、朝刊、34面。
  9. ^ 「春の叙勲 県内から122人」『読売新聞』2008年4月29日、福岡版、朝刊、31面。
先代
国武豊喜
九州大学工学部長
1994年 - 1996年
次代
太田俊昭
先代
髙松康生
有明工業高等専門学校校長
第7代:1997年 - 2002年
次代
尾崎龍夫
先代
青木和男
福岡工業大学学長
2004年 - 2010年
次代
下村輝夫