岡山県道377号山口押撫線
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一般県道 | |
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岡山県道377号 山口押撫線 一般県道 山口押撫線 | |
実延長 | 8.7 km[注釈 1][1] |
制定年 | 1960年(昭和35年) |
起点 | 岡山県笠岡市山口 【北緯34度34分9.5秒 東経133度31分33.9秒 / 北緯34.569306度 東経133.526083度】 |
終点 | 岡山県笠岡市押撫 【北緯34度31分47.1秒 東経133度27分17.4秒 / 北緯34.529750度 東経133.454833度】 |
接続する 主な道路 (記法) |
岡山県道48号笠岡美星線 岡山県道34号笠岡井原線 岡山県道3号井原福山港線 |
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岡山県道377号山口押撫線(おかやまけんどう377ごう やまぐちおしなでせん)は、岡山県笠岡市を通る一般県道である。
概要
[編集]笠岡市のうち、山口地内と押撫地内とを結ぶ。
山口地内を起点としているものの、広域営農団地農道備南地区北幹線(通称・備南街道北線)を整備するために、新賀地内(岡山県道48号笠岡美星線、岡山県道168号新賀小坂東線 交点)から東大戸地内(岡山県道34号笠岡井原線 交点)にかけて既存道路の本県道が活用され、それに伴う整備で新道設置と経路変更が行われたことで、事実上の起点は新賀地内となっている。また、押撫地内を終点としているもの、終点付近で並行していた笠岡市道を拡幅およびショートカットするかたちで新道設置が行われ、事実上の終点は篠坂地内(岡山県道3号井原福山港線交点)となっている。
路線データ
[編集]歴史
[編集]徒歩による移動が主流だった時代に、備中国松山(高梁市)に通じていた旧街道(往来)の総称「松山往来」の笠岡湊(笠岡)からの道と、玉島(倉敷市玉島) - 井原(井原市)を結んでいた「玉島井原道」[2]とが交わる新山地区(新賀・山口)より備後国福山(広島県福山市)に通じていた道が原形。そのため、山口押撫線として認定される以前は、岡山県道386号新賀福山線[3]だった。
年表
[編集]- 1960年(昭和35年)10月10日:岡山県告示第916号により認定。
- 1972年(昭和47年):この年、現行の県道番号に変更[注釈 2]。
- 2017年(平成29年)4月14日:岡山県告示第251号により篠坂地内で岡山県道3号井原福山港線に接続[4]。
- 2024年(令和6年)3月29日:岡山県告示第133号により区域変更が行われ、篠坂 - 押撫におけるダブルウェイ区間を新道経由に一本化[5][6]。
路線状況
[編集]広域農営農団地農道備南地区北幹線(通称・備南街道北線)の一部として活用されている区間(新賀 - 東大戸)と、それ以外の区間(東大戸 - 押撫)とでは路線の整備状況が異なっている。岡山県道34号笠岡井原線を境として後者の区間では、一部に二輪車までしか通行できないコンクリート舗装の畦道区間(東大戸)が存在し、自動車では全線走破することはできない[7]。
重複区間
[編集]- 岡山県道48号笠岡美星線(山口〈起点〉 - 新賀)
- 広域農営農団地農道備南地区北幹線(新賀 - 東大戸)
- 岡山県道34号笠岡井原線(東大戸)
- 岡山県道3号井原福山港線(篠坂 - 押撫)
並行する旧街道
[編集]- 旧長迫道[8](山口 - 東大戸)
- 旧福山往来(東大戸 - 押撫):旧鴨方往来(備中浜街道)が整備される以前よりある備中笠岡と備後福山(広島県福山市中心部)を結ぶ道。笠岡へ向けて「笠岡往来」、坪生(福山市坪生町)へ向けて「坪生古道」など、呼称はさまざま。
通行不能区間
[編集]- 東大戸地内の一部(自動車のみ通行不能)
地理
[編集]通過する自治体
[編集]- 岡山県
- 笠岡市
交差する道路
[編集]交差する道路 | 交差する場所 | |
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現道 | ||
岡山県道48号笠岡美星線 重複区間起点 | 山口 | 起点 |
岡山県道48号笠岡美星線 重複区間終点 岡山県道168号新賀小坂東線 広域農営農団地農道備南地区北幹線 / 広域農道備南街道 重複区間起点 |
新賀 | 事実上の起点 |
岡山県道34号笠岡井原線 重複区間起点 広域農営農団地農道備南地区北幹線 / 農道備南街道 重複区間終点 |
東大戸 | |
岡山県道3号井原福山港線 | 篠坂 | 事実上の終点 【北緯34度32分17.4秒 東経133度27分16.5秒 / 北緯34.538167度 東経133.454583度】 |
岡山県道3号井原福山港線 | 押撫 | 終点 |
沿線
[編集]- 笠岡市井笠鉄道記念館(山口)
- 岡山西ゴルフ倶楽部(井原市門田町[注釈 3])
- 笠岡中央内陸工業団地(みの越)
- きのこエスポアール病院(東大戸)
- 山陽自動車道 篠坂PA(篠坂[注釈 4])
- 笠岡市立陶山小学校(押撫)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b “11 運輸及び通信 (表89)” (XLS). 岡山県統計年報 平成27年版. 岡山県庁総合政策局統計分析課. 2017年5月4日閲覧。
- ^ にいやま「文化を楽しみ育てる会」 2008, p. 84.
- ^ ひらけゆく笠岡編集委員会 1960, p. 247.
- ^ “平成29年4月14日 第11880号 (告示第251号)” (PDF). 岡山県公報. 岡山県庁. p. 9 (2017年4月14日). 2017年5月4日閲覧。
- ^ 岡山県総務部 総務学事課 2024, pp. 24–25.
- ^ “令和6年3月29日 第12586号 (告示第133号)” (PDF). 岡山県公報. 岡山県庁. pp. 24-25 (2024年3月29日). 2024年8月18日閲覧。
- ^ “県民の皆さんから寄せられたご意見・ご提言 (平成21年9月) : 県道山口押撫線について”. マルチメディア目安箱. 岡山県庁. 2017年5月4日閲覧。
- ^ にいやま「文化を楽しみ育てる会」 2008, pp. 84–85.
- ^ a b ぶらり笠岡友の会 2009, p. 76.
- ^ a b 笠岡クイズ王選手権テキスト・問題作成委員会 2007, p. 129.
- ^ “山陽道篠坂PAにスマートIC 笠岡市が導入検討”. 山陽新聞 (山陽新聞社). (2016年6月15日) 2017年5月4日閲覧。
参考文献
[編集]- にいやま「文化を楽しみ育てる会」『伝えたいわがふるさと 地域をあげて学校教育を支える』吉備人出版、2008年。
- ひらけゆく笠岡編集委員会 編『ひらけゆく笠岡』笠岡市教育委員会、1960年3月30日。
- 岡山県総務部 総務学事課「第12586号 (ウェイバックマシン)」(PDF)『岡山県公報』、岡山県庁、2024年3月29日。オリジナルの2024年5月19日時点におけるアーカイブ 。2024年5月19日閲覧。
- ぶらり笠岡友の会『笠岡界隈ぶらり散策』日本文教出版〈岡山文庫 262〉、2009年。ISBN 978-4-8212-5262-6。
- 笠岡クイズ王選手権テキスト・問題作成委員会『笠岡ふるさとガイド』笠岡市役所、2007年。