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岡山県道377号山口押撫線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
岡山県道377号から転送)
一般県道
岡山県道377号標識
岡山県道377号 山口押撫線
一般県道 山口押撫線
実延長 8.7 km[注釈 1][1]
制定年 1960年昭和35年)
起点 岡山県笠岡市山口
北緯34度34分9.5秒 東経133度31分33.9秒 / 北緯34.569306度 東経133.526083度 / 34.569306; 133.526083 (県道377号起点)
終点 岡山県笠岡市押撫
北緯34度31分47.1秒 東経133度27分17.4秒 / 北緯34.529750度 東経133.454833度 / 34.529750; 133.454833 (県道377号終点)
接続する
主な道路
記法
都道府県道48号標識
岡山県道48号笠岡美星線
都道府県道35号標識
岡山県道34号笠岡井原線
都道府県道3号標識
岡山県道3号井原福山港線
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

岡山県道377号山口押撫線(おかやまけんどう377ごう やまぐちおしなでせん)は、岡山県笠岡市を通る一般県道である。

概要

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笠岡市のうち、山口地内と押撫地内とを結ぶ。

山口地内を起点としているものの、広域営農団地農道備南地区北幹線(通称・備南街道北線)を整備するために、新賀地内(岡山県道48号笠岡美星線岡山県道168号新賀小坂東線 交点)から東大戸地内(岡山県道34号笠岡井原線 交点)にかけて既存道路の本県道が活用され、それに伴う整備で新道設置と経路変更が行われたことで、事実上の起点は新賀地内となっている。また、押撫地内を終点としているもの、終点付近で並行していた笠岡市道を拡幅およびショートカットするかたちで新道設置が行われ、事実上の終点は篠坂地内(岡山県道3号井原福山港線交点)となっている。

路線データ

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全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML
  • 起点:岡山県笠岡市山口(岡山県道48号笠岡美星線上)
  • 終点:岡山県笠岡市押撫(岡山県道3号井原福山港線交点)
  • 実延長:8.7 km[注釈 1][1]

歴史

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徒歩による移動が主流だった時代に、備中国松山(高梁市)に通じていた旧街道(往来)の総称「松山往来」の笠岡湊笠岡)からの道と、玉島倉敷市玉島) - 井原井原市)を結んでいた「玉島井原道」[2]とが交わる新山地区(新賀・山口)より備後国福山広島県福山市)に通じていた道が原形。そのため、山口押撫線として認定される以前は、岡山県道386号新賀福山線[3]だった。

年表

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路線状況

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広域農営農団地農道備南地区北幹線(通称・備南街道北線)の一部として活用されている区間(新賀 - 東大戸)と、それ以外の区間(東大戸 - 押撫)とでは路線の整備状況が異なっている。岡山県道34号笠岡井原線を境として後者の区間では、一部に二輪車までしか通行できないコンクリート舗装の畦道区間(東大戸)が存在し、自動車では全線走破することはできない[7]

重複区間

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  • 岡山県道48号笠岡美星線(山口〈起点〉 - 新賀)
  • 広域農営農団地農道備南地区北幹線(新賀 - 東大戸)
  • 岡山県道34号笠岡井原線(東大戸)
  • 岡山県道3号井原福山港線(篠坂 - 押撫)

並行する旧街道

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  • 長迫道[8](山口 - 東大戸)
  • 福山往来(東大戸 - 押撫):鴨方往来(備中浜街道)が整備される以前よりある備中笠岡備後福山広島県福山市中心部)を結ぶ道。笠岡へ向けて「笠岡往来」、坪生(福山市坪生町)へ向けて「坪生古道」など、呼称はさまざま。

通行不能区間

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  • 東大戸地内の一部(自動車のみ通行不能)

地理

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通過する自治体

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  • 岡山県
    • 笠岡市

交差する道路

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交差する道路 交差する場所
現道
岡山県道48号笠岡美星線 重複区間起点 山口 起点
岡山県道48号笠岡美星線 重複区間終点
岡山県道168号新賀小坂東線
広域農営農団地農道備南地区北幹線 / 広域農道備南街道 重複区間起点
新賀 事実上の起点
岡山県道34号笠岡井原線 重複区間起点
広域農営農団地農道備南地区北幹線 / 農道備南街道 重複区間終点
東大戸
岡山県道3号井原福山港線 篠坂 事実上の終点
北緯34度32分17.4秒 東経133度27分16.5秒 / 北緯34.538167度 東経133.454583度 / 34.538167; 133.454583 (県道377号新道終点)
岡山県道3号井原福山港線 押撫 終点

沿線

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脚注

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注釈

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  1. ^ a b 2015年平成27年)4月1日現在。
  2. ^ それまでは固定番号はなく、路線改廃のたびに整理番号が変わっていた。
  3. ^ 所在地は井原市ではあるが、敷地は走出、新賀にまたがる。
  4. ^ ウェルカムゲート未設置につき、関係者以外の一般道路からの立ち入りはできない。また、スマートインターチェンジ設置に向けて検討が行われている[11]

出典

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  1. ^ a b 11 運輸及び通信 (表89)” (XLS). 岡山県統計年報 平成27年版. 岡山県庁総合政策局統計分析課. 2017年5月4日閲覧。
  2. ^ にいやま「文化を楽しみ育てる会」 2008, p. 84.
  3. ^ ひらけゆく笠岡編集委員会 1960, p. 247.
  4. ^ 平成29年4月14日 第11880号 (告示第251号)” (PDF). 岡山県公報. 岡山県庁. p. 9 (2017年4月14日). 2017年5月4日閲覧。
  5. ^ 岡山県総務部 総務学事課 2024, pp. 24–25.
  6. ^ 令和6年3月29日 第12586号 (告示第133号)” (PDF). 岡山県公報. 岡山県庁. pp. 24-25 (2024年3月29日). 2024年8月18日閲覧。
  7. ^ 県民の皆さんから寄せられたご意見・ご提言 (平成21年9月) : 県道山口押撫線について”. マルチメディア目安箱. 岡山県庁. 2017年5月4日閲覧。
  8. ^ にいやま「文化を楽しみ育てる会」 2008, pp. 84–85.
  9. ^ a b ぶらり笠岡友の会 2009, p. 76.
  10. ^ a b 笠岡クイズ王選手権テキスト・問題作成委員会 2007, p. 129.
  11. ^ “山陽道篠坂PAにスマートIC 笠岡市が導入検討”. 山陽新聞 (山陽新聞社). (2016年6月15日). http://www.sanyonews.jp/article/366109/1/ 2017年5月4日閲覧。 

参考文献

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  • にいやま「文化を楽しみ育てる会」『伝えたいわがふるさと 地域をあげて学校教育を支える』吉備人出版、2008年。 
  • ひらけゆく笠岡編集委員会 編『ひらけゆく笠岡』笠岡市教育委員会、1960年3月30日。 
  • 岡山県総務部 総務学事課「第12586号 (ウェイバックマシン)」(PDF)『岡山県公報』、岡山県庁、2024年3月29日。オリジナルの2024年5月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240519122552/https://www.pref.okayama.jp/uploaded/life/909077_8685068_misc.pdf2024年5月19日閲覧 
  • ぶらり笠岡友の会『笠岡界隈ぶらり散策』日本文教出版〈岡山文庫 262〉、2009年。ISBN 978-4-8212-5262-6 
  • 笠岡クイズ王選手権テキスト・問題作成委員会『笠岡ふるさとガイド』笠岡市役所、2007年。 

関連項目

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外部リンク

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