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岡村一郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

岡村 一郎(おかむら いちろう)は日本医学者、寄生虫学者。

来歴

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熊本県に生まれる。

熊本県立玉名中学校(1928年卒業)、第五高等学校を経て、熊本医科大学を卒業した。

1942年に熊本医科大学より医学博士号を取得した[1]

熊本医科大学助教授、熊本医科大学附属医専教授を歴任した。長崎に原子爆弾が投下された際には国の命令で派遣されている。戦後は熊本大学医学部教授となり、寄生虫学を専門とする。

日本学術会議議員なども務めた。熊本大学医学部教授を退官後は名誉教授となり、1980年から熊本女子大学(現。熊本県立大学)の学長を1986年まで務めた。学長在任中の1985年に大学を会場として日本英学史学会全国大会が開催された折「大会会長」となり、その縁で夏目漱石の熊本時代を題材にした文章を学会誌『英学史研究』に寄稿した[2]

脚注

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  1. ^ 実験的動脈硬化症と内分泌機能障碍,特に酸素消費量を通じての観察 - 国立国会図書館サーチ
  2. ^ 岡村一郎夏目漱石「熊本住い」のこと」(PDF)『英学史研究』第19号、日本英学史学会、1987年、1-14頁。