岡村弘
表示
岡村 弘(おかむら ひろし、1907年7月27日 - 1993年7月17日)は、日本のドイツ文学者、小説家。
倉本兵衛の筆名で戦時中に私小説を書いた[1]。
人物・来歴
[編集]高知市出身。1931年東京帝国大学文学部独文科卒。同大学院をへて、松江高等学校教授。1949年島根大学助教授、1952年神戸大学教養部助教授、教授、教養部長。1971年名誉教授。関西学院大学教授。1976年梅花女子大学教授。勲三等旭日中綬章受勲。
英語学者の岡村弘(ひろむ、1912-?)は別人。
著書
[編集]- 『雪と夜桜』倉本兵衛 審美社 1948
- 『教室用ドイツ文法』第三書房 1962
- 『初級ドイツ語教本』編著 第三書房 1968
翻訳
[編集]- マイエル『愛国者』弘文堂書房 世界文庫 1940
- フランツ・カフカ「城」『現代ドイツ文学全集 第13巻』河出書房 1953
- 『三笠版現代世界文学全集 第26 (フランツ・カフカ)』三笠書房 1953 断食芸人 支那の長城 歌姫ヨゼフィーネ 小品集 穴
- 『スピリ少年少女文学全集 4 山の上の笛」白水社 1961
脚注
[編集]- ^ 20世紀日本人名事典、「岡村弘教授略歴と著述目録」独逸文学研究 1976-3