岡田宗太郎
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おかだ そうたろう 岡田 宗太郎 | |
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本名 | 柿花 儀太郎(かきはな ぎたろう) |
生年月日 | 1899年4月8日 |
没年月日 | 不詳年 |
出生地 | 日本 大阪府大阪市西区北堀江 |
死没地 | 日本 大阪府大阪市 |
職業 | 俳優 |
ジャンル | 劇映画(現代劇・時代劇、サイレント映画) |
活動期間 | 1920年 - 1937年 |
主な作品 | |
『路上の霊魂』 『山中小唄』 |
岡田 宗太郎(おかだ そうたろう、1899年4月8日 - 1930年代)は、日本の俳優である[1][2][3]。本名は柿花 儀太郎(かきはな ぎたろう)。
来歴・人物
[編集]1899年(明治32年)4月8日、大阪府大阪市西区北堀江に生まれる。生家は商家であった。家の事情で京都市五条に移り、六波羅尋常小学校から京都第三高等小学校へ進むが大阪へ戻り、難波高等小学校を卒業後に金物屋の店員となる[1]。その後大阪市衛生試験所勤務を経て、芸能界を志す[1]。
1920年(大正9年)4月1日、小山内薫主宰の松竹キネマ俳優学校に入学[1][2]。同期生には澤村春子、伊藤大輔、鈴木伝明、奈良真養らがいる。同年11月、松竹キネマ研究所に入所し、1921年(大正10年)に同研究所第1回作品の『路上の霊魂』に別荘番役として出演。同年8月の研究所解散とともに松竹蒲田撮影所に入り、小澤得二監督『山中小唄』などに準主演したほか、大久保忠素監督『宮城野の孝女』などに助演。1924年(大正13年)1月には柳さく子、梅村蓉子、河村黎吉、奈良真養とともに幹部に昇格する[1][4]。
以降も準主演格で多くの作品に出演し、中国人役や朴訥な青年役などで活躍していたが、1932年(昭和7年)11月公開の『残されたお菊ちゃん』以降の映画出演はなく、1936年(昭和11年)に著書『映画俳優術 スタアになるには』(豊国社刊)を出版して以降の消息は不明である。
出演作品
[編集]映画
[編集]- 路上の霊魂(1921年、松竹キネマ研究所) - 別荘番
- 剣舞の娘(1921年、松竹蒲田) - その仲間勇二
- 狂へる剣技(1921年、松竹蒲田)
- 二つの魂(1922年、松竹蒲田)
- 孝子啓助(1922年、松竹蒲田)
- 堅き握手(1922年、松竹蒲田)
- 黄金(1922年、松竹蒲田)
- 宮城野の孝女(1923年、松竹蒲田)
- なすな恋(1923年、松竹蒲田)
- 噫森訓導の死(1923年、松竹蒲田)
- 女と海賊(1923年、松竹蒲田)
- 天を仰いで(1923年、松竹蒲田)
- 黒装束(1923年、松竹蒲田)
- お転婆娘(1923年、松竹蒲田)
- 山中小唄(1923年、松竹下加茂)
- 焔の行方(1923年、松竹下加茂)
- 愛の力(1924年、松竹下加茂)
- 嬰児殺し(1924年、松竹蒲田)
- はたちの頃(1924年、松竹蒲田)
- 旋風(1924年、松竹蒲田)
- 黒川博士(1924年、松竹蒲田)
- 踊りの夜(1924年、松竹蒲田)
- 大和魂(1924年、松竹蒲田)
- 大尉の娘(1924年、松竹蒲田)
- 噫伊藤巡査(1924年、松竹蒲田)
- 灼熱の恋(1924年、松竹蒲田)
- 少女の悩み(1924年、松竹蒲田)
- 指輪(1924年、松竹蒲田)
- 一度怒らば(1924年、松竹蒲田)
- 新己が罪(1925年、松竹蒲田)
- 初鰹(1925年、松竹蒲田)
- 大地は微笑む(1925年、松竹蒲田)
- 村の先生(1925年、松竹蒲田)
- 女難(1925年、松竹蒲田)
- 男ごころ(1925年、松竹蒲田)
- 象牙の塔(1925年、松竹蒲田) - 運転手
- 村正小町(1925年、松竹蒲田)
- 恋妻(1925年、松竹蒲田)
- 乃木大将伝(1925年、松竹蒲田) - 乃木保典
- 京子と倭文子(1926年、松竹蒲田) - 今井富之助
- お坊ちゃん(1926年、松竹蒲田) - 松村千太郎
- 人間愛(1926年、松竹蒲田)
- 若き日の罪(1926年、松竹蒲田)
- 愛(1926年、松竹蒲田)
- 曲馬団の姉妹(1926年、松竹蒲田)
- 恋愛混線(1927年、松竹蒲田) - 須田の友人
- 九官鳥(1927年、松竹蒲田) - 課長海老定夫
- 新窓の美女(1927年、松竹蒲田)
- 昭和時代(1927年、松竹蒲田) - トニーと呼ばれる青年泥棒
- 国境警備の唄(1927年、松竹蒲田) - コック李元応
- 真珠夫人(1927年、松竹蒲田)
- 白虎隊(1927年、松竹蒲田) - 間諜
- 村の人気者(1927年、松竹蒲田)
- 秋草燈籠(1927年、松竹蒲田) - 講談師円龍
- 毒唇(1927年、松竹蒲田)
- 愛欲変そ相図(1928年、松竹蒲田) - 戸部高沖
- 不滅の愛(1928年、松竹蒲田)
- 富岡先生(1928年、松竹蒲田)
- 春ひらく(1928年、松竹蒲田)
- 民族の叫び(1928年、松竹蒲田)
- 夜の牝猫(1929年、松竹蒲田)
- 都会を泳ぐ女(1929年、松竹蒲田)
- 情熱の一夜(1929年、松竹蒲田) - 支那骨董屋主人
- レヴューの姉妹(1930年、松竹蒲田) - 松岡勇介
- 麗人(1930年、松竹蒲田) - 紳士
- 若者よなぜ泣くか(1930年、松竹蒲田) - 狩野一郎
- お嬢さん(1930年、松竹蒲田) - 社会部長
- 淑女と髯(1931年、松竹蒲田) - 社長
- 愛よ人類と共にあれ(1931年、松竹蒲田) - 運転手
- 美人と哀愁(1931年、松竹蒲田) - 吉田
- 若き日の感激(1931年、松竹蒲田) - ドクトル
- 上陸第一歩(1932年、松竹蒲田) - 刑事
- 蝕める春(1932年、松竹蒲田) - 杉浦男爵
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『日本映画俳優全集・男優篇』、キネマ旬報社、1979年10月23日