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岡田誠一 (ボクサー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
岡田 誠一
基本情報
本名 岡田 誠一
通称 ライフル
階級 スーパーフェザー級
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1982-04-06) 1982年4月6日(42歳)
出身地 神奈川県横浜市
スタイルボクサーファイター
プロボクシング戦績
総試合数 34
勝ち 24
KO勝ち 15
敗け 8
引き分け 2
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岡田 誠一(おかだ せいいち、1982年4月6日 - )は、日本プロボクサー神奈川県横浜市出身。第43代日本スーパーフェザー級王者。横浜高等学校東京農業大学卒業。大橋ボクシングジム所属。

来歴

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東農大時代には国体準優勝を経験し卒業後、大橋ジムに入門、B級ボクサーライセンスを取得した。

2005年5月18日、プロデビュー[1]

2009年最強後楽園にエントリー、準決勝で松崎博保協栄)を6回判定勝利で下し、決勝で川村貢治ワタナベ)を退け優勝した[1]

2010年2月6日、日本スーパーフェザー級王者の三浦隆司横浜光)と対戦し、僅差の判定で王座奪取はならなかった[2][1]

2011年1月31日、有明コロシアムで行われたダブル世界戦の前座として、三浦がその世界戦のために返上して空位となった同王座を福原力也(ワタナベ)と争い、2-1の僅差の判定を制して2度目の挑戦で日本王座を獲得した[3][1]

2011年4月2日、後楽園ホールでのチャンピオン・カーニバルで1位の挑戦者阪東ヒーロー(ファミリーフォーラム)を9回TKOで退け初防衛に成功した[4][1]

2011年9月3日、同級5位の涼野康太(五代)の挑戦を受けるも判定で退け2度目の防衛に成功した[5][1]。試合後はKOが出来なかったことを反省した[6]

2011年12月31日、横浜文化体育館で開かれたダブル世界戦の前座として、2階級制覇を狙ったガンダムボクサーこと元日本フェザー級チャンピオンの梅津宏治(ワタナベ)と対戦し、2-0の判定で王座を死守し3度目の防衛に成功した[7][1]

2012年5月5日、チャンピオン・カーニバルとして金子大樹(横浜光)と対戦し、今年1月に結婚したばかりの岡田にとっては落とせない一戦であったが[8]、試合は7歳年下の若さ溢れる金子が試合を作っていく展開となり最後はパンチを浴びせられたところで試合はストップ8回TKO負けを喫し4度目の防衛に失敗、王座から陥落した[9][1]

2012年8月18日、メキシコプエブラで前WBC世界ライト級シルバー王者でWBC世界スーパーフェザー級9位のアレハンドロ・サナブリアと対戦するが、8回にサナブリアの強打に捕まりダウンを拒んだものの主審がストップに入り試合が終了、8回TKO負けを喫した[10][1]

2013年2月26日、ノーランカーの松田雄太(SFマキ)と対戦、松田は戦績が9勝7敗と勝ち負けを繰り返していたボクサーで、この試合はチューンナップ戦として組まれた試合だった。初回に松田の左フックが決まり、岡田はなんとか立ち上がるも結局その一発が決定的なダメージとなり、試合続行不可能と判断したレフェリーにより、1回2分36秒TKO負で3連敗となった[11][1]

2013年10月21日、ジュニストン・シンボロン(インドネシア)と60kg契約8回戦で対戦、3回に左ボディーを決めて相手はダウンそのまま起き上がれず試合終了、3連敗からの脱出に成功すると同時に2年6ヶ月振りとなるKOでの勝利となった[1]

2014年6月23日、後楽園ホールで佐藤駿介(北澤)と対戦し、4回51秒KO勝ちを収めた[1]

2014年7月19日、メキシコ・ゲレロ州ネリー・サグイラン(メキシコ)とUSNBCスーパーフェザー級王座決定戦を行い、8回1分55秒TKO負けを喫した[1]

2015年3月5日、後楽園ホールで斉藤正樹(10COUNT)と対戦し、8回0-3(2者が75-78、74-79)で判定負けを喫した[1]

2016年3月28日、後楽園ホールで日本ライト級10位のスパイス松下(セレス)と対戦し、8回1-1(77-76、75-77、76-76)で引き分けとなった[1]

2016年10月3日、後楽園ホールで柳達也(伴流)と対戦し、8回2-0(76-76、77-76、78-75)で判定勝ちを収めた[1]

2017年3月27日、後楽園ホールで山田健太郎(全日本P)と対戦し、8回3-0(79-74、2者が79-73)で判定勝ちを収めた[1]

2018年2月28日、後楽園ホールで宮本知彰(アポロ)と対戦し、3回2分30秒TKO勝ちを収めた[1]

2018年12月3日、後楽園ホールで日本スーパーフェザー級9位の荒木貴裕極東)と対戦し、6分1分8秒TKO勝ちを収めた[12][1]

2019年4月8日、後楽園ホールで中川兼玄(三迫)と対戦し、8回0-3(75-77×2、74-78)で判定負けを喫した[13][1]

2020年11月28日、後楽園ホールで室田拡夢(T&T)と対戦し、8回1-0(78-74、76-76×2)で引き分けとなった[14][1]

2022年8月26日、後楽園ホールで高畑里望(ドリーム)と対戦し、8回36秒TKO勝ちを収めた。

2023年7月11日、後楽園ホールでニューサンダー照屋(筑豊)と対戦し、8回0-3(75-77、74-78、73-79)で判定負けを喫した。

2024年3月1日、韓国江南区でイ・ヒョンジュンと対戦し、4回1分26秒TKO勝ちを収めた。

戦績

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  • アマチュアボクシング:85戦70勝(35KO・RSC)15敗
  • プロボクシング:34戦24勝(15KO)8敗2分
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2005年5月18日 3R 1:11 TKO コンデット・シットトウートラガーン タイ王国の旗 タイ プロデビュー戦
2 2005年8月22日 2R 0:52 KO ノパサック・チュワタナ タイ王国の旗 タイ
3 2005年12月5日 5R 2:34 TKO 萩森良平(天熊丸木) 日本の旗 日本
4 2006年4月3日 2R 2:31 KO チャクラペッチ・トーティワノン タイ王国の旗 タイ
5 2007年9月5日 8R 判定3-0 金丸清隆(正拳) 日本の旗 日本
6 2008年4月30日 7R 1:36 TKO 五十嵐圭(ワタナベ 日本の旗 日本
7 2008年10月18日 5R 負傷判定3-0 松村浩太郎(ミナノ) 日本の旗 日本
8 2009年1月24日 4R 2:25 KO 谷口浩嗣(横浜光) 日本の旗 日本
9 2009年7月3日 6R 判定3-0 松崎博保(協栄) 日本の旗 日本 2009最強後楽園スーパーフェザー級準決勝
10 2009年10月11日 8R 判定3-0 川村貢治(ワタナベ) 日本の旗 日本 2009最強後楽園スーパーフェザー級決勝/優勝
11 2010年2月6日 10R 判定1-2 三浦隆司(横浜光) 日本の旗 日本 日本スーパーフェザー級タイトルマッチ
12 2010年5月1日 3R 0:55 TKO アビ・メチャマン インドネシアの旗 インドネシア
13 2010年11月8日 3R 0:34 TKO 健太郎マイモンコンプロモーション(TI山形) 日本の旗 日本
14 2011年1月31日 10R 判定2-1 福原力也(ワタナベ) 日本の旗 日本 日本スーパーフェザー級王座決定戦
15 2011年4月2日 9R 0:11 TKO 阪東ヒーロー(フォーラムS) 日本の旗 日本 日本王座防衛1
16 2011年9月3日 10R 判定3-0 涼野康太(五代) 日本の旗 日本 日本王座防衛2
17 2011年12月31日 10R 判定2-0 梅津宏治(ワタナベ) 日本の旗 日本 日本王座防衛3
18 2012年5月5日 8R 1:06 TKO 金子大樹(横浜光) 日本の旗 日本 日本王座陥落
19 2012年8月18日 8R 2:10 TKO アレハンドロ・サナブリア メキシコの旗 メキシコ
20 2013年2月26日 1R 2:21 TKO 松田雄大(SFマキ) 日本の旗 日本
21 2013年10月21日 3R 2:20 TKO ジュニストン・シンボロン インドネシアの旗 インドネシア
22 2014年6月23日 4R 0:51 KO 佐藤駿介(北澤 日本の旗 日本
23 2014年7月19日 8R 1:55 TKO ネリー・サグイラン メキシコの旗 メキシコ USNBCスーパーフェザー級王座決定戦
24 2015年3月5日 8R 判定0-3 斉藤正樹(10COUNT) 日本の旗 日本
25 2016年3月28日 8R 判定1-1 スパイス松下(セレス 日本の旗 日本
26 2016年10月3日 8R 判定2-0 柳達也(伴流) 日本の旗 日本
27 2017年3月27日 8R 判定3-0 山田健太郎(全日本P) 日本の旗 日本
28 2018年2月28日 3R 2:30 TKO 宮本知彰(アポロ) 日本の旗 日本
29 2018年12月3日 6R 1:08 TKO 荒木貴裕(極東 日本の旗 日本
30 2019年4月8日 8R 判定0-3 中川兼玄(三迫 日本の旗 日本
31 2020年11月28日 8R 判定1-0 室田拡夢(T&T) 日本の旗 日本
32 2022年8月26日 8R 0:36 TKO 高畑里望(ドリーム) 日本の旗 日本
33 2023年7月11日 8R 判定0-3 ニューサンダー照屋(筑豊) 日本の旗 日本
34 2024年3月1日 4R 1:26 TKO イ・ヒョンジュン 大韓民国の旗 韓国
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獲得タイトル

[編集]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u “岡田 誠一”. ボクシング 選手名鑑 -戦績一覧- -戦歴一覧-. https://boxinglib.com/boxingmeikan/archive/1962/0 2023年8月15日閲覧。 
  2. ^ “三浦×岡田死闘 2-1判定で王座移動せず”. ボクシングニュース「Box-on!」. (2010年2月7日). http://boxingnewsboxon.blogspot.jp/2010/02/blog-post_5378.html 
  3. ^ “岡田が判定で初の日本王者「世界へ頑張る」”. スポーツニッポン. (2012年2月1日). https://www.sponichi.co.jp/battle/news/2011/02/01/kiji/K20110201000162430.html 
  4. ^ “岡田、ヒーロー下す 日本スーパーフェザー級戦”. ボクシングニュース「Box-on!」. (2011年4月2日). http://boxingnewsboxon.blogspot.com/2011/04/blog-post_9682.html 
  5. ^ “岡田意外な苦闘V2 涼野善戦 日本S・フェザー級戦”. ボクシングニュース「Box-on!」. (2011年9月4日). http://boxingnewsboxon.blogspot.jp/2011/09/blog-post_5541.html 
  6. ^ “岡田判定V2も反省…/ボクシング”. 日刊スポーツ. (2011年9月4日). https://www.nikkansports.com/battle/news/p-bt-tp0-20110904-830132.html 
  7. ^ “岡田、激闘の末梅津かわす 日本S・フェザー級戦”. ボクシングニュース「Box-on!」. (2012年1月1日). http://boxingnewsboxon.blogspot.jp/2012/01/blog-post_01.html 
  8. ^ “日本王者の岡田 新婚パワーでV4だ”. 日刊スポーツ. (2012年5月5日). https://www.nikkansports.com/battle/news/p-bt-tp0-20120505-945554.html 
  9. ^ “金子、岡田を8回TKOで下し戴冠”. デイリースポーツ. (2012年5月6日). https://www.daily.co.jp/ring/2012/05/06/0005030577.shtml 
  10. ^ “激闘! 岡田、サナブリアにストップ負け”. ボクシングニュース「Box-on!」. (2012年8月24日). http://boxingnewsboxon.blogspot.jp/2012/08/blog-post_5760.html 
  11. ^ “松田が元日本王者の岡田をTKO 2.26後楽園ホール”. ボクシングニュース「Box-on!」. (2013年2月26日). http://boxingnewsboxon.blogspot.jp/2013/02/226.html 
  12. ^ 注目Fe級対決 丸田陽七太が溜田剛士に5回TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース)2018年12月3日
  13. ^ 八重樫東が快勝 4階級制覇に向けてアピール Boxing News(ボクシングニュース)2019年4月8日
  14. ^ 森武蔵が11回TKO勝ち WBO・APフェザー級 WBO4位「近いうちに世界の舞台に立ちたい」 Boxing News(ボクシングニュース)2020年11月28日

関連項目

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外部リンク

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空位
前タイトル保持者
三浦隆司
第43代日本スーパーフェザー級王者

2011年1月31日 - 2012年5月5日

次王者
金子大樹