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岩戸寺 (国東市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
岩戸寺
所在地 大分県国東市国東町岩戸寺1232番地
位置 北緯33度37分9.2秒 東経131度37分7.8秒 / 北緯33.619222度 東経131.618833度 / 33.619222; 131.618833座標: 北緯33度37分9.2秒 東経131度37分7.8秒 / 北緯33.619222度 東経131.618833度 / 33.619222; 131.618833
山号 石立山
宗旨 天台宗
本尊 薬師如来
正式名 石立山岩戸寺
別称 奥の寺(奥ん寺)
札所等 九州四十九院薬師霊場第十番札所
国東六郷満山霊場第二十六番
法人番号 2320005004540 ウィキデータを編集
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岩戸寺宝塔(国東塔、重要文化財)

岩戸寺(いわとうじ、いわとじ)は、大分県国東市国東町岩戸寺の国東半島の北東部にある天台宗寺院。山号は石立山(いしだてさん)。1979年(昭和54年)5月15日に大分県の史跡に指定されている。

概要

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養老2年(718年)に仁聞菩薩によって開かれたと伝えられる古刹で、六郷満山の末山本寺であった。

寺の入口に立つ一対の仁王像のうち、右側の阿形像には文明10年(1478年)の銘があり、在銘の丸彫り仁王像としては日本最古のものである。

また、寺の裏手にある高さ約3.3mの国東塔は、国の重要文化財に指定されている。弘安6年(1283年)の銘があり、国東半島にある国東塔の中で最古と言われている[1]2011年2月に修理の為一旦解体した所、3本の鉄製のノミの刃を発見した。鑑定の結果、これらは塔ができた13世紀頃のものであると推定されている[2][3]

本尊は、平安後期作のカヤの一木造りの薬師如来像である。

国東六郷満山霊場第二十六番。

修正鬼会

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修正鬼会(しゅじょうおにえ)は、旧正月(1・2月)に六郷満山の寺院で行われる火祭り。祖先が姿を変えたとされる鬼がたいまつを持って集落を回る。国の重要無形民俗文化財に指定されている。

現在では、岩戸寺、成仏寺(国東市)、天念寺豊後高田市)の3つの寺のみに残っており、岩戸寺では成仏寺と交互に、西暦の奇数年に催される[4]

文化財

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重要文化財(国指定)

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  • 宝塔 - 鎌倉時代後期(1283年)の作品。弘安六年大歳癸未九月日の刻銘がある。昭和8年(1933年)01月23日指定。

脚注

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  1. ^ 「春の九州、大分紀行――国東歩けば石仏に当たる(アーバンNOW)」.『日本経済新聞』.1994年4月21日付夕刊、10面。
  2. ^ 「国東塔から13世紀のノミ 修理で初解体、3本見つかる=大分」.『読売新聞(大分)』.2011年11月15日付朝刊、35面。
  3. ^ 「岩戸寺宝塔:13世紀の鉄製ノミ発見 塔身内から3本--国東市教委 /大分」.『毎日新聞(大分)』.2011年11月15日付朝刊、23面。
  4. ^ 「出かけよう:大分県・国東半島六郷満山 幸せ運ぶ鬼との出会い /福岡」.『毎日新聞(福岡)』.2018年9月14日付朝刊、24面。

関連項目

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外部リンク

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