岩松研吉郎
岩松 研吉郎（いわまつ けんきちろう、1943年10月31日 - 2019年8月24日）は、日本の国文学者、慶應義塾大学名誉教授。漫画『サザエさん』を研究する東京サザエさん学会代表。
略歴・人物[編集]
1943年東京生まれ[1]。慶應義塾幼稚舎より一貫して慶應義塾に学ぶ[2]。1962年に慶應義塾高等学校を卒業後、慶應義塾大学工学部に入学[3]。1964年に慶應義塾大学文学部文学科国文学専攻の2年生に転入し、1967年に卒業[3]。1969年慶應義塾大学大学院文学研究科国文学専攻修士課程修了[3]。1973年同博士課程修了[4]。1977年慶應義塾大学助教授、1992年教授[3]。2009年定年、名誉教授となる。専門は国文学。日本語の言語文化、特に中世文学を専門としている。ベストセラー「磯野家の謎」（1992年）をまとめた東京サザエさん学会の代表を務めた。
著書[編集]
共著[編集]
翻訳[編集]
サザエさん学会[編集]
- 『磯野家の謎 「サザエさん」に隠された69の驚き』東京サザエさん学会 著. 飛鳥新社 1993、のち集英社文庫、パンドラ新書、彩図社
- 『磯野家の謎・おかわり』東京サザエさん学会 編. 飛鳥新社 1993、のち集英社文庫
- 『意地悪ばあさんの愛』東京サザエさん学会 編. 毎日新聞社 1993
- 『磯野家の危機』東京サザエさん学会 著 宝島社 2018
脚注[編集]
- ^ “水曜日 東アジア 日本〈１号〉”. 紀伊國屋書店ウェブストア｜オンライン書店｜本、雑誌の通販、電子書籍ストア. 2022年9月2日閲覧。
- ^ “「大学紛争の時代」1965年の我々の闘争｜写真に見る戦後の義塾｜三田評論ONLINE”. 三田評論. 2022年9月2日閲覧。
- ^ a b c d 岩松研吉郎「近来四十余年おぼえがき」『藝文研究』第95巻、慶應義塾大学藝文学会、2008年12月、I-VII、ISSN 0435-1630、CRID 1050282813924525696、2023年7月6日閲覧。
- ^ “知的生きかた文庫 福沢諭吉「強い日本人」をつくる言葉―先が見えない時代の「自分の柱」の立て方”. 紀伊國屋書店ウェブストア｜オンライン書店｜本、雑誌の通販、電子書籍ストア. 2022年9月2日閲覧。
- ^ “岩松研吉郎氏が死去 慶応大名誉教授”. 日本経済新聞. (2019年8月30日) 2019年8月31日閲覧。
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