島原落穂
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島原 落穂(しまはら おちほ、女性、1921年12月9日 - 2013年3月31日)は、日本のロシア語翻訳家、ノンフィクション作家、歌人。
略歴
[編集]東京府北豊島郡巣鴨出身。父は慶應予科教授の島原逸三。 1939年普連土女学校卒。1941年玉成保母養成所卒、森村幼稚園に勤務。 1944年慶應義塾大学工業図書館勤務。1945年から1946年に母と父が死去。 1961年慶應義塾大学附属外国語学校ロシア語科卒。1965年同校講師、1966年日ソ学院講師、東京ロシア語学院講師。
1946年から同人誌「創作」(若山牧水創刊)会員。
島原の遺稿をまとめた芹生一(本名・島原健三(1928年 - )、成蹊大学名誉教授、工業化学)は弟[1]。
著書
[編集]- 『白い雲のかなたに 陸軍航空特別攻撃隊』(童心社、ノンフィクション・ブックス) 1985
- 『海に消えた56人 海軍特攻隊・徳島白菊隊』(童心社、ノンフィクション・ブックス) 1990
- 『シベリアの虹 歌集』(芹生一編、島原健三) 2014
翻訳
[編集]- 『音と記号』(A・コンドラートフ、ラティス) 1967
- 『心理のプロセス』(B・V・アフリビニンスキー、ラティス) 1967
- 『みどりの仮面』(ホルゲル・プック、B・カラウーシン絵、岩波書店) 1971
- 『少女マーカ』(リジヤ・ネクラーソワ、童心社) 1977
- 『白いあざらし 愛と勇気の伝説』(ユーリー・ストリジェフスキー再話、木村しゅうじ画、童心社) 1979
- 『森の精のいる村』(ラージー・パゴージン、金井塚道栄画、童心社) 1980
- 『けわしい坂』(アリベルト・リハーノフ、ユノセイイチ画、童心社) 1982
- 『木の馬』(アリベルト・リハーノフ、ユノセイイチ画、童心社) 1984
- 『黄色いかばんをおいかけろ!』(ソフィヤ・プロコーフィエワ、かみやしん絵、童心社) 1985
- 『いってらっしゃい、イーブシキン』(イリーナ・トクマコーワ、福武書店) 1987
- 『まいごの宇宙ロボット』(ユーリー・コリネーツ、かみやしん画、童心社) 1987
- 『孤島の冒険』(ニコラーイ・ヴヌーコフ、ジマイロフ画、童心社) 1988、のちフォア文庫
- 『マルーシャ、またね』(イリーナ・トクマコーワ、レフ・トクマコフ絵、岩崎書店、新しい世界の文学) 2000
パーヴェル・バジョーフ
[編集]- 『石の花』(パーヴェル・バジョーフ、A・ベリューキン画、童心社、バジョーフ・民話の本1) 1979、のちフォア文庫
- 『小さな鏡』(パーヴェル・バジョーフ、A・ベリューキン画、童心社、バジョーフ・民話の本2)1983
- 『火の踊り子』(パーヴェル・バジョーフ、A・ベリューキン画、童心社、バジョーフ・民話の本3)1983
- 『銀のひづめ』(パーヴェル・バジョーフ、A・ベリューキン画、童心社、バジョーフ・民話の本4)1984
脚注
[編集]- ^ 『シベリアの虹』の解説