島地勝彦
島地 勝彦(しまじ かつひこ、1941年4月7日 - )は、日本の雑誌編集者・エッセイスト・バーマン。
略歴
[編集]東京都世田谷区奥沢に生まれ、4歳から岩手県一関市で育つ[1]。岩手県立一関第一高等学校、青山学院大学卒業[1]。
大学卒業後集英社に入社。以後長きにわたり『週刊プレイボーイ』編集者を務め、1982年に同誌の編集長に就任。「「週刊プレイボーイ」を100万部雑誌に育て上げた人物」(日経ビジネス「乗り移り人生相談」参照)として有名になった。その後『月刊プレイボーイ』『Bart』などの編集長を歴任した後、同社取締役を経て、1998年に子会社の集英社インターナショナルの社長に就任した。
2008年11月に集英社インターナショナルを退社しエッセイストに転向。
編集者時代に柴田錬三郎、今東光、開高健などの担当編集者を務めた経験を生かしたnikkei BPnet連載の『乗り移り人生相談』、東京スポーツの連載コラム『グラマラスおやじの人生智』など、新聞・雑誌で複数のコラムの連載を抱えている。
大のシガー(葉巻きたばこ)好きとしても有名で、本人曰く「シガー歴は40年を超える」とのこと。その経歴から、日本のシガー愛好家グループ『赤帽倶楽部』の会長も務め[2]、現在は『シガーダイレクトクラブ』の会長として、毎月クラブのメンバーとテイスティングをしたものを『リアル・シガー・レビュー@サロン・ド・シマジ』として公開している。
シガー以外にスコッチウイスキーなどにも造詣が深い。 週末は新宿Men's Isetanにある『サロン・ド・シマジ』のバーカウンターに立ち、全国から来るファンと時間を過ごしている。
2020年4月7日、緊急事態宣言発令の日に東京都港区西麻布にて『オーセンテックバー・サロン・ド・シマジ』をオープン。 現在に至る。
著書
[編集]- 水の上を歩く? 酒場でジョーク十番勝負(開高健共著、TBSブリタニカ・1989年、のち集英社文庫)
- 甘い生活 男はいくつになってもロマンティックで愚か者(講談社・2009年)
- えこひいきされる技術(講談社+α新書・2009年)
- 乗り移り人生相談 柴田錬三郎・今東光・開高健降臨!(講談社・2010年)
- 愛すべきあつかましさ(小学館101新書・2010年)
- 人生は冗談の連続である。(講談社・2011年)
- 知る悲しみ やっぱり男は死ぬまでロマンティックな愚か者(講談社・2011年11月)
- はじめに言葉ありきおわりに言葉ありき(二見書房・2011年7月)
- 男と女は誤解して愛し合い 理解して別れる 乗り移り人生相談傑作選①(日経BP社・2013年11月)
- 毒蛇は急がない(日経BP社・2014年9月)
- Salon de SHIMAJI バーカウンターは人生の勉強机である(CCCメディアハウス・2014年9月)
- お洒落極道(小学館・2014年12月)
島地勝彦を演じた俳優
[編集]- 新井浩文 - 全身編集長〜文豪から学ぶオトコの生き方〜(2013年11月27日、NHK BSプレミアム)
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ a b ISBN 978-4062157568 『甘い生活 男はいくつになってもロマンティックで愚か者』 著者略歴
- ^ リアルシガーガイド刊行記念!集英社インターナショナル前社長 島地勝彦独占インタビュー!- CigarDirect
外部リンク
[編集]- 乗り移り人生相談(日経ビジネスオンライン)
- @Cafe de Shimaji(現代ビジネス)
- リアル・シガー・レビュー@サロン・ド・シマジ(シガーダイレクトクラブ)