巌俊一
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巌 俊一(いわお しゅんいち、1929年10月13日 - 1981年8月7日)は、日本の生態学者[1]。
経歴
[編集]1929年兵庫県に生まれる。1953年京都大学農学部農林生物学科卒、1955年京都大学大学院農学研究科修士課程農林生物学専攻 修了、1959年京都大学大学院農学研究科博士課程農林生物学専攻退学。1961年農学博士(京都大学)[1][2]。
1959年京都大学農学部昆虫学研究室助手、1964-66年カナダ国立森立研究所(ヴィクトリア)在籍。1973年名古屋大学農学部助教授、1977年京都大学農学部教授[1][2]。
1971年日本応用動物昆虫学会賞を受賞したほか、個体群生態学会会長も務めた[2]。
統計生態学的研究で業績を上げ、特に平均こみあい度に基づく空間分布解析法は世界的に有名[2]。
著書
[編集]単著
[編集]- 巌俊一生態学論集、思索社 1988.9
共著
[編集]- 生態学講座 32 生物の異常発生、花岡正資 共著、共立出版 1972
訳書
[編集]- 集団の生物学入門, E.O.ウィルソン、W.H.ボサート 共著、石和貞男 共訳、培風館 1977.1
- 地理生態学:種の分布にみられるパターン、R.H.マッカーサー 著、大崎直太 共同監訳、蒼樹書房 1982.11
論文
[編集]- 国立情報学研究所収録論文 国立情報学研究所