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川島一彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

川島 一彦(かわしま かずひこ、1947年 - ) は、日本の建設技官土木工学者東京工業大学名誉教授。元日本地震工学会会長。工学博士[1]土木学会認定特別上級土木技術者(防災)[2]

人物・経歴

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兵庫県生まれ。1970年名古屋大学工学部土木工学科卒業[3]。1972年名古屋大学大学院工学研究科土木工学専攻修士課程修了、建設省入省[4]、建設省土木研究所構造橋梁部振動研究室研究員。1979年建設省地震防災部振動研究室主任研究員[5]。1980年名古屋大学工学博士

1981年土木学会論文奨励賞受賞。1984年建設省地震防災部耐震研究室長。1991年土木学会田中賞受賞。1994年建設省土木研究所企画部地下開発研究官。同年建設大臣表彰受賞[5]

1995年東京工業大学工学部土木工学専攻教授。同年土木学会吉田賞受賞。2000年東京工業大学大学院理工学研究科教授。2007年地震工学委員長。2009年世界地震工学会(IAEE)日本代表[4][5]。2011年日本地震工学会会長[6]。2013年東京工業大学名誉教授[4]

西南交通大学名誉教授、中国北京科技大学名誉教授、日本工学会フェロー、土木学会フェロー、日本地震工学会名誉会員。日本道路協会道路震災対策委員会委員長、土木研究センター橋の動的耐震設計法マニュアル検討委員長なども歴任した。日本地震工学会功労賞、土木学会出版文化賞、土木学会功績賞、外務大臣感謝状等も受賞[4][7]

著書

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  • 『道路橋の耐震設計計算例』(共著)山海堂 1992年
  • 『地下構造物の耐震設計』(編著)鹿島出版会 1994年
  • 『土木構造設計(文部科学省検定済教科書 高等学校工業科用)』(共著)実教出版 2014年
  • 『地震との戦い: なぜ橋は地震に弱かったのか』鹿島出版会 2014年
  • 『耐震工学』鹿島出版会 2019年

脚注

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  1. ^ 川島一彦, 「エキスパンション・ジョイントの挙動および地盤との相互作用を考慮した橋の地震応答解析」 名古屋大学 博士論文, 乙第1935号, 1980, NAID 500000276446
  2. ^ 土木学会認定土木技術者資格 認定者一覧(2018年5月現在)土木学会
  3. ^ 「地震との戦い―なぜ橋は地震に弱かったのか」 紀伊國屋書店
  4. ^ a b c d 「川島一彦 プロフィール」 HMV&BOOKS online
  5. ^ a b c 「略歴書見本」 日本地震学会
  6. ^ 「川島一彦会長(任期:2011年6月1日~2013年5月31日)の挨拶」
  7. ^ 川島 一彦 カワシマ カズヒコ (KAWASHIMA KAZUHIKO) researchmap


先代
久保哲夫
日本地震工学会会長
2011年 - 2013年
次代
安田進