川村晃生
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川村 晃生(かわむら てるお、1946年〈昭和21年〉11月4日[1] - )は、日本の文学研究者・国文学者。学位は、文学博士(慶應義塾大学・論文博士・1991年)。慶應義塾大学名誉教授。現在は市民運動家。「緑のイーハトーブ」代表。
略歴
[編集]山梨県甲府市生まれ。1965年山梨県立甲府第一高等学校卒業、1969年慶應義塾大学文学部文学科国文学専攻卒業。1976年同大学院文学研究科国文学専攻後期博士課程単位取得退学。同年慶應義塾大学文学部非常勤講師となり1979年同助手、1982年助教授、1992年教授。1995年文学研究科委員。[2]2012年定年退任、名誉教授。
1981年 「僧正遍照-その詠歌の特質をめぐって」ほか過去の業績に対し第7回日本古典文学会賞受賞[3]。 1991年 「摂関期和歌史の研究」で慶應義塾大学より文学博士の学位を取得。
著書
[編集]- 『能因法師集・玄々集とその研究』三弥井書店、1979
- 『古今和歌集』日本の文学 古典編 ほるぷ出版 1986
- 『後拾遺和歌集』和泉古典叢書5 和泉書院 1991
- 『摂関期和歌史の研究』三弥井書店、1991
- 『能因集注釈』私家集注釈叢刊 貴重本刊行会 1992
- 『袖中抄 上・下』歌論歌学集成 第4巻、第5巻 三弥井書店 2000
- 『日本文学から「自然」を読む』智慧の海叢書 勉誠出版 2004
- 『見え始めた終末 「文明盲信」のゆくえ』三弥井書店 2017
共編著など
[編集]- 『合本八代集』(久保田淳と共編)三弥井書店 1986
- 『金葉和歌集 詞花和歌集』(金葉和歌集を柏木由夫と共注) 新日本古典文学大系9 岩波書店 1989
- 『長秋詠藻/俊忠集』和歌文学大系 明治書院 1998
- 『無名抄』(第2版、小林一彦と共注)三弥井書店 1998
- 『環境学事始め』 慶應義塾大学出版会、1999
- 『歌われた風景』(渡部泰明と共に責任編集)笠間書院 2000
- 『恵慶集注釈』(松本真奈美と共著)私家集注釈叢刊 貴重本刊行会 2006
- 『壊れゆく景観 消えてゆく日本の名所』(浅見和彦と共著)慶應義塾大学出版会、2006
- 『『曾禰好忠集』注解』金子英世共編 三弥井書店 2011
- 『失われた日本の景観 「まほろばの国」の終焉』浅見和彦共著 緑風出版 2015
参考文献
[編集]- J GLOBAL:[1]
脚注
[編集]- ^ 『現代日本人名録』
- ^ 『藝文研究』第101号第1分冊
- ^ e-hon:http://www.e-hon.ne.jp/bec/SC/PrizeInform?SHOUCD=374&pageNo=1