川添善行
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川添 善行(かわぞえ よしゆき、1979年 - )は、日本の建築家。東京大学准教授[1]。
略歴
[編集]- 1979年、神奈川県川崎市生まれ。
- 浅野中学校・高等学校卒業。
- 東京大学工学部建築学科卒業。
- オランダのデルフト工科大学に留学し帰国後、内藤廣に師事した。
- 現在、東京大学生産技術研究所川添研究室を主宰している。
- 工学博士。
- 明治学院大学 学長特別補佐(2023年-2024年)
概要
[編集]- 32歳で東京大学に自身の研究室(建築意匠)を持ったのは、歴史的にも稀な若さである。
- 東京大学の新図書館計画の設計を担当している。[2]
- 設計したホテルが、ギネスに認定されている。[3]
- 「東京大学総合図書館別館」や「変なホテル」のような単体の建築物にとどまらず、和歌山市の加太に分室をつくって活動を行うなど、地方創生に関する多彩な取り組みも注目されている。
- 大学のほかに、設計事務所である空間構想において設計活動を展開している。
受賞
[編集]- 2008年(平成20年) - 土木学会景観デザイン研究発表会優秀講演賞
- 2009年(平成21年) - グッドデザイン賞
- 2013年(平成25年) - グッドデザイン 未来づくりデザイン賞[4]
- 2015年(平成27年) - 日本建築学会作品選集新人賞
- 2016年(平成28年) - ロヘリオ・サルモナ・南米建築賞 名誉賞[5]
- 2019年(令和元年) - 第45回 東京建築賞 最優秀賞(一般二類部門)
- 2019年(令和元年) - 照明学会 照明デザイン賞入賞
- 2022年(令和4年) - BELCA賞
- 2023年(令和5年) - 日本コンクリート工学会賞作品賞
- 2023年(令和5年) - アメリカコンクリート工学会賞
主な作品
[編集]- 2008年 ベレン公園図書館
- 2012年 佐野の庫裡
- 2013年 佐世保の実験住宅 ハウステンボス スマートハウス
- 2013年 弥生の研究教育棟 I-REF
- 2015年 変なホテル
- 2017年 現バー[6]
- 2017年 東京大学総合図書館別館[7]
- 2017年 黄金の茶室[8]
- 2018年 東京大学生産技術研究所川添研究室加太分室地域ラボ
- 2020年 浅野学園100周年記念リングおよび広場
- 2020年 和歌山市駅前広場
- 2021年 望洋楼
- 2022年 四国村ミウゼアム「おやねさん」
- 2023年 湘南工科大学附属高校図書館
著書
[編集]- 『世界のSSD100 都市持続再生のツボ』(彰国社、2007年)(ISBN:4395008593)
- 『このまちに生きる―成功するまちづくりと地域再生力』(彰国社、2013年)(ISBN:4395010393)
- 『空間にこめられた意志をたどる』(幻冬舎、2014年)(ISBN:4344952464)
- 『OVERLAP 空間の重なりと気配のデザイン』(鹿島出版会、2024年)(ISBN:4306047105)
- 『EXPERIENCE 生命科学が変える建築のデザイン』(鹿島出版会、2024年)(ISBN:4306047091)
その他
[編集]- LIXIL学生のための住宅デザインコンペ、トウキョウ建築コレクションなどで審査員を歴任。